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サン電子 Research Memo(13):欧州やアジア、中南米など世界規模での販売拡大を目指す
*18:41JST サン電子 Research Memo(13):欧州やアジア、中南米など世界規模での販売拡大を目指す
■成長戦略
(3)世界展開を強化
さらに、今後サン電子<6736>は米国だけでなく欧州やアジア、中南米など世界規模での販売拡大を目指している点も注目される。既に、欧州では2008年にドイツに子会社を設立し、約2割のシェアを獲得するまでになっている。また、シンガポールの子会社からは東南アジアだけでなく、インド市場を開拓、ブラジル子会社では中南米の市場開拓を進めていく方針だ。
国内においても、前述したように大手通信事業者1社での導入がこの9月から始まったほか、残り2社に関しても、営業活動を行っている段階にある。キャリア系列の販売店だけでも1社当たり2,000店舗超となるだけに、小売店も含めて考えれば、国内だけでも成長ポテンシャルは大きいと言えよう。
世界各国でスマートフォンが普及するなかで、端末の買い替え時には必ずデータの移行作業や、旧機種においては内部データの初期化作業が求められることになる。データ保存量が大きくなっているスマートフォンでは、こうした作業時間短縮のため、高速データ転送や、多言語対応にも対応した同社の新機種が導入されていく可能性は高いと言える。
ちなみに、米国の2012年の携帯電話出荷台数は約1.6億台で、世界に占めるシェアは約10%の水準となっている。米国市場におけるデータトランスファー機器の市場を同社のシェアから逆算すると約10万台となる。携帯電話の販売台数に比例すると考えると、世界で約100万台の需要が見込まれることになる。ただ、携帯電話の需要の7割強は中国をはじめとした新興国向けであり、各国で流通制度の違いもあることから、単純に当てはめることはできない。ただ、それでも数倍規模の潜在需要は期待できるものと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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