ナガイレーベン Research Memo(12):看護・介護職員数は堅調な伸びを想定、同社への追い風に

2013年11月19日 18:23

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記事提供元:フィスコ


*18:23JST ナガイレーベン Research Memo(12):看護・介護職員数は堅調な伸びを想定、同社への追い風に
■今後の市場環境

今後の同社を取り巻く市場環境では、以下のような点がポイントとなるだろう。

○ 診療報酬改訂

ナガイレーベン<7447>の事業は医療白衣の販売であり、薬価改訂や診療報酬改訂による直接の影響はない。しかし、薬価改訂や診療報酬が改訂されるとユーザーである病院や施設などが経費を削減する傾向があるため、白衣の買い替え期間が延びるなどの間接的影響を受ける。

次回の診療報酬改訂は2014年4月に予定されているが、消費税アップ分はプラス改訂となる見込み。これに実質分がどの程度上乗せになるかは不明だが、安定した水準になると予想されており、同社では業績への影響は少ないとみている。

○看護・介護職員数の見通し

厚生労働省が2010年12月に発表した「看護・介護職員数見通し」によれば、2015年の看護職員数は165万人(2010年比年率+2.57%)、介護職員数は173万人(同+5.10%)と予測されている。さらに内閣府の資料では、2012年に149万人であった介護職員数は2025年には最大で249万人に増加すると予測されている。いずれの予想も同社にとっては追い風の予想である。

○消費税8%への引き上げ

同社では市場全体への影響は軽微とみている。ただし、駆け込み需要によって月次ベースでは売上前倒し、後日反動の可能性はあるが、通期でならしてみれば影響はないとみている。

○原材料、工賃の上昇懸念

原油価格上昇、円安による原材料(ポリエステル)の価格上昇の懸念は残る。また中国やその他東南アジアでの加工賃上昇の可能性も高い。これらに対しては生産工程の見直しや生産地域の変更(可能な限り人件費の安い地域へ)などによって吸収していく方針だ。少なくとも売上総利益率は現状を維持する計画だ。

○為替(円安)による海外生産コストの上昇

前述のように同社の場合、生産の40.7%が海外生産であるため円安はコストアップとなる。これに対して円高のタイミングで、仕入れ金額の約80%を常に先物予約している。これによって為替によるコストの上昇を100%ヘッジすることはできないが、かなりの部分はヘッジができており、実際のレートの変動ほどの影響は受けない。

もう1つの方法は、ドル建て債権(預金)を保有することで円安をヘッジしている。前期(2013年8月期)もこのヘッジによって約500百万円の為替差益を計上することができた。ただしこの評価益は営業外収益に計上されるため営業利益には影響しない。経常利益まで見れば、為替による影響はかなりヘッジされていると言えよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《FA》

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