関連記事
心理的な達成感でも安易なショートポジションは禁物/ランチタイムコメント
*11:53JST 心理的な達成感でも安易なショートポジションは禁物
日経平均は大幅に続伸。262.81円高の15139.22円(出来高概算17億2000万株)で前場の取引を終えた。注目されたイエレン次期FRB議長が公聴会で、経済回復を十分に確認できるまで量的緩和を継続する意向を示唆した。これを受けて14日の米国株式相場は上昇。量的緩和継続によって円高に振れやすいとみられていたが、14日の為替市場では円相場が約2ヶ月ぶりに100円台に下落。リスクを取りやすい相場環境となるなか、日経平均は5月24日以来の15000円を回復して始まった。
その後は心理的な達成感もあって一時15000円を割り込む局面もみられたが、直ぐさま15000円を回復すると、じりじりと上げ幅を広げる強い相場展開となった。セクターでは証券の上昇率が4%を超えたほか、海運、倉庫運輸、その他金融、保険、ゴム製品、不動産、その他製品などの強さが目立ち、値下がりは空運の1セクターのみだった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の7割を占めている。
寄付き後も強含みの相場展開が続いている。指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>などは高止まりで推移しており、日経平均の15000円回復による心理的な達成感でも売りを出しづらい状況である。週末要因なども意識されそうだが、安易なショートポジションは禁物であろう。
先物主導とは言えショートカバーが強まりやすい需給状況である。空売り規制緩和から2週間程度で早くもカバーが強まる状況であり、年末に向けて5月高値を意識したトレンド形成が意識されてくる。また、来週にはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)など公的年金の運用機関について、政府の有識者会議は最終的な報告書を取りまとめる見通し。資金流入期待などが主要銘柄への物色につながりそうである。(村瀬智一)《FA》
スポンサードリンク

