後場に注目すべき3つのポイント~麻生財務相発言で為替相場が円安に振れる

2013年11月14日 12:23

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~麻生財務相発言で為替相場が円安に振れる

14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・イエレン公聴会の織り込み度合い、トヨタで見極め
・ドル・円は99円66銭付近、麻生財務相発言で円売りが強まる
・麻生財務相発言「為替介入という政策手段を有していることは大事」などで円安に

■イエレン公聴会の織り込み度合い、トヨタで見極め

日経平均は大幅に反発。204.32円高の14771.48円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えた。14700円回復は10月23日以来。米国株高のほか、寄付き前に発表された7-9月期GDP成長率が年率1.9%増と市場予想の1.6%増を上回り、4四半期連続プラスとなったことも材料視された。また、円相場は、イエレンFRB副議長の指名公聴会を控え円高に振れていたが、前場半ば辺りから円安傾向を見せてきており、今晩の公聴会は織り込み済みとの見方に。

セクターでは医薬品が小幅に下落したほかは、全般堅調。金属製品、海運、ゴム製品、倉庫運輸、不動産、空運、電気機器、建設、電力ガスなどが堅調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超え、全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>が堅調。半面、武田<4502>、トヨタ<7203>などが冴えない。

日経平均は一時14793.04円まで上げ幅を拡大させ、これまでの上値抵抗レベルを捉えてきている。円相場も1ドル99円45銭辺りまで円高が修正されてきており、今晩の米国での次期FRB議長候補のイエレンFRB副議長の指名公聴会は織り込まれた格好であろう。ただし、14800円近辺までのリバウンドは想定内であり、これを明確に突破してくるようだと、公聴会後のアク抜けが意識されやすい。上値抵抗として意識されてくると、大引けにかけての利益確定を警戒させてくる。

そのシグナルを見極めるとすれば、トヨタ<7203>の動向辺りか。決算ではポジティブ視するものの買いは続かず、期待外れの感はあった。足元でこう着が続くなか、一目均衡表では薄い雲の水準での攻防である。雲をサポートにリバウンド、若しくは雲下放れと、トレンドが出やすいところである。リバウンドをみせてくるようだと、イエレンFRB副議長の公聴会は通過材料になりそうだ。

■ドル・円は99円66銭付近、麻生財務相発言で円売りが強まる

ドル・円は99円66銭付近で推移。米国量的緩和の早期縮小観測が後退したことによるドル買い圧力の一方、日経平均株価が強含みによるリスク選好的な円売りが下支え。そのなかで、麻生財務相発言「為替介入という政策手段を有していることは大事」を受けて円売りが強まり、ドル・円は一時99円68銭まで上昇。

12時23分時点のドル・円は99円66銭、ユーロ・円は134円23銭、ポンド・円は159円78銭、豪ドル・円は93円22銭付近で推移。上海総合指数は、2096.13(前日比+0.39%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・イエレンFRB副議長の指名公聴会は織り込み済み、海外勢の資金流入期待で強含み
・麻生財務相発言「為替介入という政策手段を有していることは大事」などで円安に
・安藤ハザマ<1719>、三井住友トラストHD<8309>などが後場決算を発表予定

■後場の決算発表予定

■13:00

<1914>日基礎
<3435>サンコーテクノ
<6316>丸山製
<7245>大同メタ
<7264>MURO
<7604>梅の花
<9641>サコス
<9699>西尾レント

■14:00

<1719>安藤ハザマ
<1757>クレアHD
<3944>古林紙
<4022>ラサ工
<5269>日本コン
<6113>アマダ
<6620>宮越HD
<8007>高島
<8309>三井住友トラストHD
<8345>岩手銀

※上記スケジュールは予定となっておりますので、発表日時が変更になる場合がございます。

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 5年国債入札の結果発表
13:30 9月鉱工業生産確報
16:00 菅官房長官、定例記者会見

<海外>

15:30 仏・7-9月期国内総生産速報値(前年比予想:+0.3%、4-6月期:+0.4%)
16:00 独・7-9月期国内総生産速報値(前年比予想:+1.0%、4-6月期:+0.9%)《KO》

関連記事