イエレン公聴会の織り込み度合い、トヨタで見極め/ランチタイムコメント

2013年11月14日 11:59

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記事提供元:フィスコ


*11:59JST イエレン公聴会の織り込み度合い、トヨタで見極め
 日経平均は大幅に反発。204.32円高の14771.48円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えた。14700円回復は10月23日以来。米国株高のほか、寄付き前に発表された7-9月期GDP成長率が年率1.9%増と市場予想の1.6%増を上回り、4四半期連続プラスとなったことも材料視された。また、円相場は、イエレンFRB副議長の指名公聴会を控え円高に振れていたが、前場半ば辺りから円安傾向を見せてきており、今晩の公聴会は織り込み済みとの見方に。
 セクターでは医薬品が小幅に下落したほかは、全般堅調。金属製品、海運、ゴム製品、倉庫運輸、不動産、空運、電気機器、建設、電力ガスなどが堅調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超え、全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>が堅調。半面、武田<4502>、トヨタ<7203>などが冴えない。
 日経平均は一時14793.04円まで上げ幅を拡大させ、これまでの上値抵抗レベルを捉えてきている。円相場も1ドル99円45銭辺りまで円高が修正されてきており、今晩の米国での次期FRB議長候補のイエレンFRB副議長の指名公聴会は織り込まれた格好であろう。ただし、14800円近辺までのリバウンドは想定内であり、これを明確に突破してくるようだと、公聴会後のアク抜けが意識されやすい。上値抵抗として意識されてくると、大引けにかけての利益確定を警戒させてくる。
 そのシグナルを見極めるとすれば、トヨタ<7203>の動向辺りか。決算ではポジティブ視するものの買いは続かず、期待外れの感はあった。足元でこう着が続くなか、一目均衡表では薄い雲の水準での攻防である。雲をサポートにリバウンド、若しくは雲下放れと、トレンドが出やすいところである。リバウンドをみせてくるようだと、イエレンFRB副議長の公聴会は通過材料になりそうだ。(村瀬智一)《FA》

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