概況からBRICsを知ろう~中国本土市場はIPOの早期再開観測など受けて反落

2013年11月1日 09:58

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記事提供元:フィスコ


*09:58JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場はIPOの早期再開観測など受けて反落
【ブラジル】ボベスパ指数 54256.20 +0.15%
昨日10月31日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比83.38ポイント高(+0.15%)の54256.20で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは40、値下がり29、変わらず3と買いが優勢。セクター別では、素材や消費者サービスが買われた半面、ヘルスケアや石油・ガスが安い。

中盤に利益確定売りに押されたが、その後は徐々に買い戻された。鉄鋼セクターに買い戻しが広がったことが指数をサポート。大手ゲルダウ(GGBR4)の好決算に加え、HSBCがウジミナス(USIM5)の投資判断を引き上げたことが好感された。

【ロシア】MICEX指数 1510.21 -0.38%
10月31日のロシア市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比5.79ポイント安(-0.38%)の1510.21で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり15、値下がり34、変わらず1と売りが優勢となった。

横ばいで寄り付いた後は売りに押され、その後は下げ幅を徐々に縮小させた。NY原油先物の続落が嫌気され、石油・ガスなど資源関連に売りが継続。また、中国本土などアジアの主要株式市場の下落も警戒された。国内では、翌11月1日に10月のHSBCロシア製造業購買担当者指数(PMI)の発表を前に様子見ムードが強い。

【インド】SENSEX指数 21164.52 +0.62%
10月31日のインドSENSEX指数は3日続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて量的緩和の縮小開始が想定よりも早まるとの思惑が一時的に強まったが、影響は限定的にとどまった。米緩和策が来年まで継続されるとの期待で外国人機関投資家(FII)が足元で株式の買い越しを継続しており、この日もこうした流れを引き継いだ。前日に好決算を発表した通信最大手バルティ・エアテルなどが堅調に推移し、指数を押し上げた。

【中国本土】上海総合指数 2141.61 -0.87%
10月31日の上海総合指数は反落。上海証券取引所が1年以上停止されている新規株式公開(IPO)の再開を示唆したことが株式需給悪化への警戒感につながった。また、中国工商銀行など国有大手4行の不良債権残高が7-9月期に大幅に増加したとの報道が嫌気された。ただ、中国人民銀行(中央銀行)はこの日の定例オペで資金供給を継続。これを受けて短期金利の上昇は一服しており、株式市場でも売り急ぐ動きは見られなかった。《FA》

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