ホンダ、ホンダエレシスの株式を日本電産へ譲渡

2013年10月31日 11:50

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 ホンダは30日、同社の子会社で車体系の自動車電子制御ユニットの開発、製造、販売を事業とするホンダエレシス(本社:神奈川県横浜市)の株式の保有分すべて(60.8%)を、日本電産に譲渡することを決定したと発表した。

 ホンダは2002年に、車体制御エレクトロニクス領域の強化を目的に、日本電気(NEC)、ショーワ、日信工業と共同出資し、ホンダエレシスを設立した。同社は車載電子制御ユニット(ECU)の開発・製造における高い技術力により、設立以来着実に売上高を伸ばしてきた。

 しかし、昨今の電子制御系部品の領域では、コストダウンや軽量化の要求から機械部品と電子部品の一体化が進んでいる。このような中、モーター・アンド・アクチュエーター技術では世界トップレベルの技術を有する日本電産と一体化することで、今後の更なる成長および顧客層拡大が図れるため、今回の決定に至った。

 なお、日本電産はNEC、ショーワ、日信工業とも株式譲渡契約を締結し、ホンダエレシスの全株式を取得する。

 日本電産は、車載モーター事業を日本電産グループにおける重点事業の一つとして強化しており、これまでもM&Aを積極展開してきた。電動パワーステアリング(EPS)モーター市場では、電子制御ユニットとの一体化(パワーパック)のニーズが非常に高まってきており、日本電産は今回ホンダエレシスを買収することで、日本電産の電動パワーステアリング用モーターとホンダエレシスの電子制御ユニットを組み合わせることにより、モーター単体ビジネスからモジュールビジネスへの転換を図ることができ、日本電産の目指す、車載分野における“世界トップのグローバル・メガサプライヤー”に大きく一歩を踏み出すことが可能となる。

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