【編集長の視点】コマツは3日続落、キャタピラーの決算悪にADR急落も重なり売り増勢

2013年10月24日 09:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  コマツ <6301> は、88円安の2283円と3日続落して始まっている。前日23日の米国市場で、建設機械大手のキャタピラーが、7~9月期決算を発表、減収減益で着地し2013年通期業績見通しも下方修正する決算悪となって、株価が6%超安と売られ、コマツのADR(預託証券)も、前日の東京市場の終値に対して62円安(円換算値)と急落したことから、10月28日発表予定の同社の今3月期第2四半期(4~9月期、2Q)累計業績への懸念を強めて売り増勢となっている。

  キャタピラー関連株では、同じ建設機械大手の日立建機 <6305> も、キャタピラーの決算悪・株価下落の影響で81円安の2103円と3日続落している。同社も、10月28日に今期2Q累計決算の発表を予定している。

  キャタピラーの7~9月期業績は、売り上げが134億ドルと前年同期より18%減少し、1株利益も1.45ドルと同じく2.54ドルからダウンした。鉱業向けの鉱山機械需要が軟調に推移し、アジアの落ち込みも響いたもので、アナリスト予想平均の市場コンセンサスの売り上げ145億ドル、1株利益1.67ドルを下回った。今期通期見通しも、売り上げを7月予想の560~580億ドルから550億ドル、1株利益も6.50ドルから5.50ドルにそれぞれ引き下げ、1株利益は、市場コンセンサスの6.19ドルを下回る。

  コマツの業績は、今3月期業績の増収増益転換を予想、7月に開示した今期第1四半期(1Q)決算も増益転換して着地したものの、1Q利益の3月通期業績対比の利益進捗率が、17~20%と目安の25%に未達となった。このため株価も、2091円と4月につけた年初来安値2004円目前まで売られ、中国景気の減速懸念で下値もみ合いが続き、足元では、このところ発表される中国の経済指標も持ち直しとともに2300円台までリバウンドしてきた。日立建機ともども、28日発表の2Q累計決算の動向が、大きな株価分岐点となりそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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