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ジャストプランニング Research Memo(2):外食業界向けASPで業績拡大後、事業基盤の拡充を推進
*18:19JST ジャストプランニング Research Memo(2):外食業界向けASPで業績拡大後、事業基盤の拡充を推進
■会社概要
(1)会社沿革
ジャストプランニング<4287>の創業は1994年1月で、現取締役会長の吉田雅年氏が、外食業界向けPOS・本部システムパッケージの受託開発、POSシステム等の販売を目的に有限会社として設立したのが始まりとなっている(1998年に株式会社化)。当時は、売上や仕入管理、勤怠管理など外食チェーンの店舗運営に必要となる業務システムを構築するには10~20百万円程度が必要で、店舗数が10~100店舗の中小企業にとって費用負担が大きいという問題があった。
そこで、同社は中小規模の外食チェーン企業をターゲットに、こうした業務システム導入にかかるコストを大幅に低減できるASP事業(注1)を展開していく方針をたて、1996年頃からシステム開発会社と共同でASPサービスの開発をスタートさせた。1999年に完成したのが、現在も同社の主力サービスになっている「まかせてネット」である。なお、現代表取締役社長の鈴木崇宏氏は当時の共同開発先であったインディゴブルーの経営者であったが、ASPサービスの開始にあわせて同社に参画している。
「まかせてネット」の特徴は、1店舗当たり月額4.0~4.5万円の費用(現在は2.0~2.5万円)で、売上・仕入・勤怠等の業務管理を行うアプリケーションソフトが利用可能で、さらにメニュー管理画面の設定など顧客ごとに追加で発生するカスタマイズ作業も無料で対応できるなど、店舗運営のために必要な業務システムの費用の大幅な低減を実現したことにある。低コストという魅力に加えて、当時、外食業界においてASPサービスを提供する事業会社はほとんど無かったこともあり、契約店舗数は利用企業からの紹介などもあり順調に拡大していった。ASP事業の成長とともに業績も拡大し、2001年にはJASDAQ市場に上場を果たした。
2005年には、外食企業向けの3PL事業(注2)や本部業務代行事業(アウトソーシングサービス)を展開するサクセスウェイに出資し子会社化したほか(出資比率70%)、2008年には理容・美容チェーン企業向けASPサービス「Be☆UP」を新たに開始し、外食業界以外の顧客開拓にも注力しはじめた。また、2012年にはスマートフォン向けアプリケーションソフトの開発会社であるIMCに資本参加し、持分法適用会社(出資比率35%)としたほか、2013年には太陽光発電事業を目的とした子会社、JPパワーを設立するなど、事業基盤の拡充を進めている。
(注1)ASP(Application Service Provider):
情報端末で利用するアプリケーションソフトの機能をネットワーク経由で顧客にサービスとして提供する事業者またはそのサービスのこと。インターネットの高速化が進んだ1990年代後半以降に米国で普及し始め、2000年以降は日本でも様々な業界で普及が加速していった。
(注2)3PL(third-party logistics):
企業が経営効率化の一環として、物流機能の全体もしくは一部を外部に委託する物流業務形態のことを指す。3PLを受託する事業者を3PL事業者と呼ぶ。3PL事業者は、顧客企業の物流業務効率化を推進するためのシステム構築力や運営能力が必要とされる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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