欧米為替見通し:テーパリング(量的緩和縮小)3月観測で上げ渋る展開か

2013年10月23日 17:21

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記事提供元:フィスコ


*17:21JST 欧米為替見通し:テーパリング(量的緩和縮小)3月観測で上げ渋る展開か

本日23日の欧米市場のドル・円は、米国9月の非農業部門雇用者数が予想を下回ったこと、米国10月の雇用統計の悪化が懸念されることで、米国連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和縮小)が来年3月以降との見方が強まったことで、上げ渋る展開が予想される。

ドル高・円安トレンドは、米国連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和縮小)観測と日本銀行による異次元の量的・質的金融緩和という両輪で進行してきたが、テーパリングの先送り観測により、片輪による進行となる。

米国9月の失業率は7.235%となり、8月の7.278%から低下したものの、非農業部門雇用者数は前月比+14.8万人に留まり、過去6ヶ月の平均非農業部門雇用者数も+16.2万人となり、テーパリング(量的緩和縮小)の目安となる+20万人を下回った。

また、11月8日に発表される米国10月の雇用統計は、調査対象週(10月6-12日)に政府機関が一部閉鎖(10月1-16日)されていたことで、悪化することが懸念されている。

今後は、バーナンキFRB議長が警戒する財政協議が難航することが懸念されており、テーパリング(量的緩和縮小)の先送り観測を強めている。

2013年12月13日:予算委員会による財政改革協議期限
2013年12月17-18日:連邦公開市場委員会(FOMC)
2014年1月15日:現行水準での政府予算の期限
2014年1月28-29日:バーナンキ第14代FRB議長最後の連邦公開市場委員会(FOMC)
2014年2月1日:イエレン第15代FRB議長就任
2014年2月7日:連邦政府債務上限の期限
2014年3月18-19日:イエレン第15代FRB議長最初の連邦公開市場委員会(FOMC)

【今日の欧米市場の予定】

18:00 ユーロ圏4-6月期政府債務残高
20:00 トルコ中央銀行が政策金利発表(4.50%で現状維持の予想)
20:00 英国中央銀行金融政策委員会議事録公表(10月開催分)
20:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+0.3%)
21:00 ゴーダン南ア財務相が予算中間報告発表
21:30 米・9月輸入物価指数(前月比予想:+0.2%、8月:0.0%)
22:00 米・8月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.8%、7月:+1.0%)
23:00 カナダ中銀政策金利発表(1.00%に据え置き予想)
23:00 10月ユーロ圏消費者信頼感(予想:-14.5、9月:-14.9)《KO》

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