【アナリスト水田雅の銘柄分析】リンテックは4日続落も小幅で高値圏頑強、再騰近い

2013年10月23日 12:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  粘着製品大手のリンテック <7966> の23日株価は4日続落だが、年初来高値圏で堅調に推移している。指標面に割高感はなく、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して上値追いの展開だろう。

  高度な粘着応用技術および表面改質技術(粘着剤や表面コート剤の開発・配合・塗工技術)に強みを持ち、印刷材・産業工材関連(シール・ラベル用粘着フイルム、ウインドーフイルム、太陽電池用バックシート、自動車用・工業用特殊粘着製品など)、電子・光学関連(半導体製造用粘着テープ、タッチパネル用シート材、液晶用偏光・位相差フイルム粘着加工など)、洋紙・加工材関連(カラー封筒用紙、粘着製品用剥離紙・剥離フイルム、炭素繊維複合材料用工程紙など)の分野に幅広く事業展開している。

  今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の2100億円、営業利益が同42.0%増の150億円、経常利益が同36.6%増の150億円、純利益が同36.7%増の105億円、想定為替レートは1米ドル=92円としている。印刷材・産業工材関連がやや低調だが、スマートフォン関連の需要拡大などで電子・光学関連が好調であり、円安メリットも寄与する。なお11月8日に第2四半期累計(4月~9月)の業績発表を予定している。

  株価の動きを見ると、9月12日に2110円まで上伸して5月23日の高値2099円を突破した。その後一旦は反落したが2000円割れ水準から切り返し、9月高値を突破して10月17日には年初来高値となる2157円まで上値を伸ばしている。今期好業績を評価する動きだろう。

  10月22日の終値2056円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS140円57銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1909円57銭で算出)は1.1倍近辺である。

  日足チャートで見ると足元で25日移動平均線を割り込んだが、自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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