後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクなどに資金、上海動向を注視へ

2013年10月23日 12:23

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記事提供元:フィスコ


*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクなどに資金、上海動向を注視へ

23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ソフトバンクが日経平均、投資家心理ともけん引
・ドル・円は97円74銭付近、米量的緩和縮小の先送り観測で軟調に推移
・ソフトバンク<9984>、電子書籍関連などに資金、個人主体の物色は活発

■ソフトバンクが日経平均、投資家心理ともけん引

日経平均は続伸。26.67円高の14739.92円(出来高概算12億2000万株)で前場の取引を終えている。22日の米国株式相場は、米量的金融緩和の縮小が始まるタイミングがずれ込む可能性があるとして終日堅調だった。シカゴ先物清算値は14770円、高いところでは14840円を付けており、これにサヤ寄せする格好から始まった。ただし、寄り付き直後に14799.28円を付けた後は上げ幅を縮めており、直近戻り高値水準でのこう着をみせている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占め、規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇。ただし、日経平均構成銘柄は高安まちまちであり、連日で年初来高値を更新しているソフトバンク<9984>がけん引している格好である。セクターでは非鉄金属、その他金融、情報通信、医薬品、鉄鋼、その他製品がしっかり。半面、陸運、化学、電気機器などが小安い。

日経平均はソフトバンク<9984>がけん引する格好であり、全体としては手掛けづらさはありそうだ。為替市場では対ドル、対ユーロともに円高に振れてきており、自動車やハイテク株などの上値の重しとして意識されそうである。ただし、ソフトバンクの強い値動きによって投資家心理は良好であり、先高感は強いとみられる。このところは、後場に入るとETFに絡んだ資金流入観測から強含む傾向にあることも売り込みづらくさせよう。

また、パピレス<3641>、イーブック<3658>など電子書籍関連が動意付くなど、個人主体による売買は引き続き活発である。循環的なテーマ物色のため資金の逃げ足も速いだろうが、資金回転が利いている状況とみられる。好需給環境が相対的に出遅れている銘柄への物色にも向かわせており、結果的には全体相場の底上げにつながる展開が期待される。

■ドル・円は97円74銭付近、米量的緩和縮小の先送り観測で軟調に推移

ドル・円は97円74銭付近で推移。ここまでのドル・円は、98円19銭から97円71銭まで軟調推移。ドル・円は、米国連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和縮小)が来年3月以降まで先送りされるとの観測から軟調に推移。ユーロ・ドルは、1.3776ドルから1.3791ドルまで堅調推移。米国連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和縮小)先送り観測で堅調推移。ユーロ・円は、135円27銭から134円76銭まで軟調に推移。

12時21分時点のドル・円は97円74銭、ユーロ・円は134円80銭、ポンド・円は158円87銭、豪ドル・円は95円17銭付近で推移。上海総合指数は、2183.60(前日比-1.22%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は米QE縮小先送り観測が支援も、14800円レベルの上値抵抗意識で上げ渋る
・ソフトバンク<9984>、電子書籍関連などに資金、個人主体の物色は活発
・上海市場の動向に警戒、値動きの軽い中小型株に追随する戦略が継続

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

16:00 菅官房長官、定例記者会見《KO》

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