【株式評論家の視点】住友重機械工業はPBR0.9倍、着実な訂正高へ

2013年10月23日 10:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  住友重機械工業 <6302> がダメ押しを完了し、出直り波動に転換しそうだ。今回の調整場面の安値は10月8日の418円、そして10月21日に424円まで売られダブル底を形成、チャート的にはいつ戻りがあってもおかしくない。

  今2014年3月期の第1四半期の営業利益は13億4100万円と、前年同期比84%の大幅減益となり、9月中間決算も営業利益は70億円と前年同期比59%の大幅減益が見込まれ、投資家が中間決算発表を前に見切り売りの動きを強めているようだ。

  しかし、第1四半期の受注高は、全部門で増加し、前年同期比22%増の1511億円と、先行きの業績好転のシグナルを発信している。日系建機メーカーの第1四半期の中国向けの売り上げは前年同期を上回っており、今期後半にかけ、さらに回復感を強めていくことが予想される。

  精密機械は今下期から半導体関連が回復に向かうと見られるほか、産業機械は、陽子線がん治療装置などの量子事業を今期の期初に精密機械から同セグメントに移管し、組織改定による採算改善効果が今後表れると想定されている。産業機械は、政府による医療機器の輸出支援策などもあり、陽子線がん治療装置などの伸びが期待できよう。

  今2014年3月期は営業利益300億円(前期比4%減)と減益予想だが、ほぼ全部門にわたり回復が強まる来期は増益転換し、来々期もそうした基調を引き継ぐ方向が予想されている。PBRはわずか0.9倍に過ぎない。着実な訂正高波動を描いていくことが予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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