【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーに低PBR見直し買い、300円台で動意、12月に株式分割

2013年10月18日 13:17

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  車載照明用ゴム製品の朝日ラバー <5162> (JQS)の株価が動意付いて年初来高値を更新した。モミ合い展開から上放れる動きだ。依然として低PBRに見直し余地があり、上値追いの可能性がありそうだ。

  自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)や、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓)なども展開している。シリコーンゴムをベースにした製品開発に強みを持ち、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」などを主力製品としている。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しについては、8月9日に第2四半期累計(4月~9月)を増額修正したが、通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。

  米国自動車市場の好調や日系自動車メーカーの生産台数増加などを背景として、車載用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調のようだ。卓球ラケット用ラバーなども顧客側の在庫調整の影響が一巡して堅調であり、円安メリットも考慮すれば通期も増額の可能性が高いだろう。11月13日に第2四半期累計の業績発表を予定している。

  なお9月24日に単元株式数の変更を発表した。効力発生日12月2日で現行の単元株式数500株を100株に変更する。

  株価の動きを見ると、概ね280円~300円近辺の狭いレンジでのボックス展開だったが、9月30日に動意付いて362円まで急伸し、10年4月の370円に接近した。その後一旦は反落したが、足元は310円~320円近辺で推移している。従来のボックスレンジに比べて水準を切り上げた形だ。

  10月17日の終値320円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.5倍近辺である。

  月足チャートで見ると、底練り展開から上放れの動きを強める形だ。今期の営業損益改善や通期増額の可能性に加えて、指標面の低PBRにも依然として見直し余地が大きい。上値追いの可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【週足チャート診断】エイジアは二番底形成、13週線と26週線でのモミ合い煮詰まる、高値挑戦へ(2013/10/15)
【編集長の視点】ユナイテッド海運は高値更新、資源関連株2社は業績上方修正も明暗マチマチ(2013/10/15)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事