【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パイプドビッツは下値固め出直りの展開、3000円まで真空地帯、中期成長力を見直す

2013年10月18日 13:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  パイプドビッツ <3831> (東マ)の株価は、ネット選挙関連人気一巡後の調整局面だが、下値固めが完了して調整一巡感を強めている。反発局面が接近しているようだ。中期成長力にも見直し余地があるだろう。

  情報資産プラットフォーム「スパイラル」を基盤として、情報資産プラットフォーム事業(データ管理などのクラウドサービス提供)、広告事業(アフィリエイトASP一括管理サービスなど)、ソリューション事業(アパレル・ファッションに特化したECサイト構築・運営受託、子会社ペーパーレススタジオジャパンのBIMコンサルティング事業など)を展開している。

  情報資産プラットフォーム事業は政治・選挙関連、アパレル・ファッション関連、美容師関連、会計関連、薬剤・医療材料関連、地域密着型SNS関連、建築情報関連などに事業領域を広げている。政治・選挙関連ではアイドルグループAKB48の選抜総選挙や政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営している。ECサイト構築・運営受託もネット通販市場拡大を追い風として中期的に有望分野だ。

  9月30日に発表した今期(14年2月期)第2四半期累計(3月~8月)の連結業績は、売上高が12億04百万円、営業利益が2億22百万円、経常利益が2億24百万円、純利益が1億36百万円で、前年同期の非連結ベースとの比較で見ると9.1%増収、53.3%営業増益、57.7%経常増益、64.7%最終増益だった。情報資産プラットフォーム事業の好調が全体を牽引した。有効アカウント数は6597件で前期末比1496件(29.3%)増加した。

  通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が30億円、営業利益が7億円、経常利益が7億円、純利益が4億20百万円としている。前期の非連結業績との比較で見ると34.2%増収、2.1倍営業増益となる。情報資産プラットフォーム事業では「スパイラル」の新バージョン投入効果に加えて、会計クラウドサービス「ネットde会計」「ネットde青色申告」なども寄与する。有効アカウント数は増加基調であり、好業績が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、ネット選挙関連人気一巡後の調整局面だが、9月2日の安値1383円をボトムとして水準を切り上げ、9月30日には1950円まで戻す場面があった。足元でも10月8日に付けた1502円から切り返して調整一巡感を強めている。下値固めが完了したようだ。

  10月17日の終値1665円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円52銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS228円91銭で算出)は7倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋りの動きとなり、調整一巡感を強めている。反発局面が接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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