注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、関西電力、富士通など

2013年10月17日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、関西電力、富士通など

シャープ<6753>:291円(前日比-8円)
反落。公募株の受渡期日を迎えた前日は、朝方の売り一巡後は需給の最悪期通過として切り返す展開になった。大引けのMSCIリバランスなども需給面での期待材料とされた。ただ、本日はドイツ証券の目標株価引き下げなどで戻り売り優勢に。ドイツ証券では、増資の大半が退職年金債務で相殺されるため、期末自己資本比率は依然として7%と脆弱であると指摘。下半期業績は会社計画未達の公算ともしており、目標株価を210円から122円にまで引き下げ。

関西電力<9503>:1324円(同+33円)
反発。同社は前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。最終損益は従来予想の320億円の赤字から150億円の黒字に増額へ。猛暑効果が上振れの大きな要因につながったようだが、黒字化は想定外とのポジティブなインパクトに。また、JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価を1360円から1520円に引き上げている。原子力再稼働に向けて状況は落ち着きつつあり、評価軸はニュースフローからファンダメンタルズに移行していくと考えているもよう。

富士通<6702>:407円(同+20円)
大幅高。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「売り」から「買い」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も335円から480円に引き上げへ。携帯電話事業の低迷など悪材料は概ね認識されたとみられる一方、ITサービス事業の循環的回復ペースは従来想定を上回る公算大と。つれて、中期的な業績予想を増額修正、株価はこうしたポジティブな変化を織り込む余地と。

JIN<3046>:3520円(同+170円)
大幅続伸。前日には米国進出を発表、5年間で100店舗の出店を目指すとしている。米国でのメガネの市場規模は日本の約5倍とされており、今後の業容拡大につながっていくとの期待感が先行へ。また、昨日は決算説明会も開催されているもよう。新商品として、新素材を採用した「Airframe ULTRA」、「JINS Moisture」第2世代、「JINS 花粉Cut」第3世代などを発表している。

IHI<7013>:405円(同+11円)
しっかり。上半期営業利益は前年同期比2割弱増加の170億円前後になったもようとの観測報道が伝わっている。従来予想は130億円であり、一転して増益に転換したようだ。世界的な航空輸送量の増加などを背景に、利益率が高い航空機エンジン部品が好調であったようだ。160億円程度であった市場コンセンサスも上回る水準であり、ストレートにポジティブな材料と受け止められている。

伊藤忠テクノソリューションズ<4739>:3775円(同+255円)
大幅に6日続伸。同社は前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は上半期が101億円から56億円に、通期では280億円から250億円にそれぞれ下方修正へ。情報通信分野の低迷に加えて、競争激化に伴って利益率も低下しているようだ。ただ、第1四半期は前年同期比87%減と大幅減益になっていたため、業績下振れは十分に織り込まれていたとみられる。80万株を上限とした自社株買いの実施、自己株式消却なども支援材料に、悪材料出尽くし感が優勢となる。

日本鋳鉄管<5612>:249円(同+24円)
急伸。前日に発表した上半期業績予想の上方修正が買い材料視されている。営業利益は従来予想の4.8億円から6.0億円に増額修正、一転しての増益見通しに転じる。第1四半期は前年同期比21%減益と低調スタートだったため、上方修正のインパクトは大きくなっているようだ。ちなみに、7-9月期営業利益は前年同期比19%増益となる格好に。

SANTEC<6777>:345円(同+25円)
ストップ高。前場取引時間中に、上期の営業損益を3000万円の赤字から9500万円の黒字へ、最終損益を2500万円の赤字から1.5億円の黒字へとそれぞれ上方修正したことが好材料視されている。光部品製品、光測定器製品については計画通り受注を積み上げており、とくに中国における光測定器の売上高が伸びたことが背景のようだ。

オーデリック<6889>:3050円(同+40円)
しっかり。4-9月期営業利益は前年同期比約6割増の15億円前後となり、4-9月期としては過去最高益を確保したようだと報じられたことが材料視されている。住宅着工の増加や省エネ志向の高まりを追い風に、LED照明器具の販売が伸びたと。従来予想であった18億円を下回る見込みであるものの、7月以降は株価の下落基調が続いており、いったんはアク抜け感が意識される格好に。

コロプラ<3668>:2871円(同-119円)
売り先行。前期の営業利益を45億円から57億円へと上方修正している。ただし、事前の観測報道でも営業利益は55億円前後に上振れると伝わっており、出尽くし感が意識される格好に。なお、モルガンでは投資判断を付与していないものの、短期的には複数の有力アプリによる収益拡大、中長期的には位置情報を活用したビジネスで利益顕在化が期待される銘柄とコメント。14年9月期営業利益は113億円、15年9月期は166億円と予想している。《KO》

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