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テックファーム Research Memo(1):安定した収益基盤の構築と合わせて新規の事業化も強化
*18:10JST テックファーム Research Memo(1):安定した収益基盤の構築と合わせて新規の事業化も強化
テックファーム<3625>は、モバイル端末向けのアプリケーションソフト開発やWebサイト構築で、開発から保守・運用までワンストップで提供できるITサービス企業。技術開発力の高さに定評がある。
10月7日付で、TOKAIホールディングス<3167>の子会社であるTOKAIコミュニケーションズ(以下TOKAI COM)との資本業務提携が発表された。TOKAI COMが、テックファーム株式の10.64%を現在の筆頭株主であるACAから取得し、第2位の株主となる。TOKAIグループ内で情報通信サービス事業を展開するTOKAI COMとの資本業務提携を通じて、同社が強みを持つモバイルソリューションをTOKAIグループで展開する様々なサービスに展開していくことが可能となる。TOKAI COMでは従来、モバイル領域における技術開発力が乏しかったことから、今回の提携は両社にとってシナジー効果が期待できよう。
2013年7月期の売上高は前期比27.4%増、営業利益は同47.1%減となった。モバイル分野でのIT投資が活況で、売上高は過去最高を更新したものの、受注案件の急増により外注費を中心に想定以上に費用がかさんだことで減益となった。一方、2014年7月期は売上高で11.5%増、営業利益で97.3%増と2ケタ増収増益を見込む。プロジェクト管理の体制を強化し、開発案件ごとの収益管理を徹底していくことで利益率の改善を進めていくほか、新規事業にも注力していく方針だ。なお、今回の業務提携による影響は会社計画には織り込んでいない。
中期計画では、2015年7月期に売上高5,000百万円以上を目標に掲げている。今後も積極的な事業提携により新規領域での売上拡大を進めていくほか、継続した収入が見込める運用保守事業を強化することによって、成長性と同時に安定的な収益基盤の構築にも注力していく戦略だ。なお、米カジノ向けの電子マネー事業に関しては、2015年の導入を目標に進めている。米国市場で採用されれば、アジア市場や今後の新規市場としてにわかに注目されはじめた日本市場でも採用の可能性が広がってくるだけに、その動向が注目されよう。
★Check Point
・今期は営業利益が2期ぶりに過去最高を更新する見通し
・TOKAIグループとのモバイル技術の融合で顧客拡大・深耕へ
・米カジノ向けのモバイル決済システム導入は2015年頃が有力か
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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