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【編集長の視点】ユナイテッド海運は高値更新、資源関連株2社は業績上方修正も明暗マチマチ
<マーケットトーク>
NSユナイテッド海運 <9110> は、37円高の318円と3営業日ぶりに急反発し、9月26日につけた年初来高値297円を更新している。東証第1部の値上がり率ランキングのトップに躍り出ている。連休前11日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計業績の今年7月に続く再上方修正を発表、黒字転換幅を拡大することが、低位値ごろの割安株買いを再燃させている。10月12日付けで不定期船(ドライバルカー)運賃の指標となっているバルチック海運指数が、中国の鉄鉱石買い付けの活発化で10月10日に2011年10月以来2年ぶりの高値をつけたと報道されたことも、サポート材料となっている。
資源関連株では、同じく11日大引け後にDOWAホールディングス <5714> も、今3月期2Q累計・通期業績の上方修正を発表したが、きょう15日の株価は、77円安の924円と4営業日ぶりに急反落しており、9月26日につけた年初来高値1023円を前に利益確定売りが先行し明暗が分かれている。ただ資源関連株は、減速懸念を強めた中国景気の動向に左右され波乱展開してきており、このところ持ち直しを示唆する経済指標も出てきているだけに、今週も、18日に発表予定の7-9月期GDP(国内総生産)などの重要指標の動向次第で関連人気の再燃も想定される。
ユナイテッド海運の2Q累計業績は、7月の上方修正値より売り上げを40億円、経常利益を12億円、純利益を16億円それぞれ引き上げ、純利益は、56億円(前年同期は14億400万円の赤字)と黒字転換幅を拡大する。ドライバルカー運賃が、8月後半から大型船型を中心に上昇し、為替相場も引き続き安定的に推移、配船効率の向上を図ったことが寄与した。3月通期業績は現在、精査中で、10月31日予定の2Q累計決算発表時に修正開示するとしている。7月の上方修正では、純利益を60億円(前期は155億500万円の赤字)と予想しており、黒字転換幅の拡大が見込まれる。
株価は、今期業績の黒字転換予想で199円、7月の業績上方修正で年初来高値をつけ高値もみ合いを続けてきた。PERは12倍台と割安であり、2010年4月以来、3年半ぶりに300円台を回復したここからは、次の上値フシとして2009年6月高値371円が意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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