【株式評論家の視点】ノリタケカンパニーリミテドは今下期から急ピッチの回復局面へ

2013年10月8日 09:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ノリタケカンパニーリミテド <5331> が反騰への手掛かりを掴みつつある。9月27日に今2014年3月期の9月中間決算について、売上げを450億円から420億円(前年同期比11%減)へ、営業利益を収支均衡から5億円の損失へ、それぞれ引き下げた。工業機材及びセラミック・マテリアル事業の電子ペーストで主要顧客の在庫調整により受注回復が遅れたうえ、エンジニアリング事業の乾燥炉および焼成炉において顧客の設備投資抑制により販売が想定を下回る見通しとなったため。

  同じ27日、発行済み株式数(自社株を除く)の4.01%にあたる600万株(金額で17億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したこともあって、株価は人気化するなど、当面の業績低迷は株価に織り込まれた。

  なお、中間決算の減額とともに、通期の業績についても、売上げを920億円から890億円(前期902億3500万円)に、営業利益を6億円から4億円(同6400万円)にそれぞれ引き下げた。

  これを子細に検討してみると、後半の業績は、売上高470億円(前年同期比10%増)、営業利益9億円(前年同期は6億5000万円の赤字)となる。営業利益に付いていえば、当初は後半6億円の黒字を想定していただけに、実態は期初計画よりも改善に向かっていることになる。

  同社は成長を目指し、今期から中期経営計画をスタートした。工業機材ではダイヤモンドワイヤーの商品化を急ぐほか、セラミック・マテリアルでは太陽電池市場の安定顧客向けの販売を強化することなどが骨子で、2016年3月期に営業利益30億円の確保を目指している。そうした期待値が高い中で、PBR0.6倍、配当利回り3.1%という指標は、今、買いポジションに位置していることを示している。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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