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キトー Research Memo(3):顧客ニーズに対応できる多種多様な製品ラインナップ
*18:46JST キトー Research Memo(3):顧客ニーズに対応できる多種多様な製品ラインナップ
■会社概要
(2)事業内容
キトー<6409>の主力製品は「簡単かつ少ない力で物体を持ち上げられる巻上機」である。巻上を行うのが、「手動か電動か」「チェーンホイストかワイヤーロープホイストか」「定格荷重」などによって製品の種類は多種多様である。さらに「物を持ち上げ移動するための製品」の延長として、クレーン関連の製品も製造している。主要製品の平均単価は1台当り1~2万円程度から100万円超まで幅広い。数年で買い換える顧客もいるが、15年近く使用する場合も少なくない。以下が主要製品であるが、個々の製品別売上高は開示されていない。
・チェーンブロック:滑車の原理を使い、鎖(チェーン)を動かすことで物体を持上げる。手動と電動がある。定格荷重は手動=0.5~50t、電動=0.06~20t。
・レバーブロック :レバーを上下させて物体を持上げるもので手動のみ。(同0.3~9t)
・ワイヤーロープホイスト:電動でロープを巻上げて物体を持上げる。横行が可能。(同1~63t)
・その他 :天井クレーン、ライトクレーン
巻上機の主たる用途は「簡単に物を一時的に持上げること」なので、主に建設・土木の工事現場、工場(製造業)などで使われる。主なユーザーは建設業界、製造業であるが、代理店経由の売上高が多いため最終ユーザーの比率は不明。
製品の種類別売上高(2013年3月期実績)は、顧客の一般的なニーズに対応した標準品が73%、顧客の様々なニーズに合わせオリジナル設計・製作した特殊製品(カスタム品)が19%、アフターサービス等が8%となっている(下図参照)。
製造においてはすべて自社グループでの組み立てであるが、部品も含めて約60%を内製しており、これが下記に述べるような同社の強みにもなっている。チェーンブロックは主に日本で、ロープホイストは主に中国で生産している。
地域別売上高(2013年3月期実績)は、日本32.9%、米州(主にカナダとアメリカ)28.6%、中国19.7%、アジア13.0%、欧州3.6%、その他2.1%となっている(下図参照)。
通貨別売上高では、円に加えてUSドル、カナダドル、ユーロ、人民元などの比率が高く、円安がプラスとなる。概算であるが、対ドル1円の変動で売上高は約200百万円、営業利益は80百万円ほどの影響を受ける。
販売ルートは、国内、米州、中国では代理店経由が各々約70%、90%、70%と高く(残りは直販)、アジアでは反対にほとんど(100%近く)が直販となっている。販売網として国内では営業所16ヶ所、認定販売店約500社、サービスショップ100社、海外では販売子会社10社および販売代理店を50カ国以上に有している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島昇)《FA》
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