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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は押し目買い、好業績で高値から28円の下げ
海洋土木工事が主力の東洋建設 <1890> の4日株価は306円と去る2日の高値から28円安の調整となっている。20年東京夏季五輪開催決定は息の長いテーマであり上値追いの流れは不変だろう。押し目買いできる。
前期(13年3月期)の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。国内では震災復興工事や老朽化インフラ更新工事、海外ではアジア・アフリカの港湾インフラ整備工事の増加が追い風であり、公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性は豊富である。
■今3月期は5.5%増収、営業利益22.9%増益へ
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内は震災復興関連の港湾インフラ工事に加えて、建築工事も高水準のようだ。海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。第1四半期(4月~6月)は大幅増収効果で営業損益が大幅に改善しており、通期ベースでも公共投資増加を追い風に好業績が期待される。
株価の動きを見ると、20年東京夏季五輪開催決定を受けて建設関連株が人気化する流れに乗り、9月6日終値240円から9月24日の333円まで急騰し、13年1月の高値332円を突破した。その後も反動なく高値圏で頑強に推移し、10月2日には334円を付けて年初来高値を更新している。
10月3日の終値322円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は19~20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.1倍近辺である。
目先的には過熱感もあるが、週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。強基調へ転換した形だ。20年東京夏季五輪関連は息の長いテーマであり、人気継続して上値追いの流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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