【編集長の視点】大幸薬品はもみ合いも鳥インフルエンザの発生動向をウオッチしつつ2Q好業績買いは継続

2013年10月4日 10:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  大幸薬品 <4574> は、6円高の1624円と続伸して始まったあと、17円安と値を消しもみ合いに変わっている。全国的に気温が低下してきていることから、冬場の鳥インフルエンザの再発生を懸念して同社の除菌剤特需を先取りするシーズン・ストック株買いや、今3月期第1四半期(1Q)のV字回復業績、第2四半期(2Q)累計業績の大幅続伸業績を見直す買い物が先行し、利益確定売りも交錯している。

  鳥インフルエンザ関連の需要発生は、すでに今年8月に開示した同社の今3月期第1四半期(1Q)業績に表れている。中国での鳥インフルエンザの感染報道で感染管理事業の主力商品の「クレベリン ゲル」の販売が大幅に伸長したことなどを要因に、1Q業績が、前年同期比38%増収、2.5倍純益増益、3.1倍純益増益とV字回復したためだ。この好決算を踏まえて、期初に未定としていた今期第2四半期(2Q)累計業績の予想値も開示、売り上げ40億円(前期比21%増)、経常利益11億1000万円(前期比2.0倍)、純利益8億5000万円(同85%増)と大幅続伸する。

  3月通期業績は、今後の鳥インフルエンザの発生動向、流通在庫増加に伴う返品リスク、認知度向上を図る広告宣伝の追加実施、本社機能移転の追加コスト発生など不確定要素が多いとして期初予想を変更せず、純利益は、9億円(前期比13%減)と減益転換を見込んでいる。ただ2Q累計予想純利益が、通期業績に対して95%の進捗率と目安の50%を大きく上回っていることから、業績の上ぶれも期待できることになる。東洋経済会社四季報秋号は、11億円と増益転換を観測している。

  株価は、前期業績の上方修正に続く前期配当の増配を歓迎して連続のストップ高を演じて年初来高値2038円まで買い進まれ、今期業績の減益転換予想で1193円と調整、中国での鳥インフルエンザ発生報道や1Q好決算をテコに半値戻し水準の1600円台まで持ち直した。今後は、今冬の鳥インフルエンザ発生状況をウオッチしつつ「半値戻しは全値戻し」へトライすることになり、下値は待ち伏せ買い妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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