関連記事
【パリ2014春夏=9月30日&10月1日】パリコレクション7・8日目 エディスリマンが打ち出す艶めいたロックスタイル
エディスリマンがカムバックし3シーズン目となったサンローランは、昨シーズンのカリフォルニア・グランジの流れは汲みながらも、更なる色っぽさとエレガンスを加えたスタイルが展開された。ボディコンシャスなシルエットに大きく開いた胸元と背中、ワンショルダーのワンピース。凄まじいほどのスピード感にのって次々に繰り出すロックスタイルは見る者の心を捉えて離さない。ブラックを基調としたスタイリングの中に、まばゆいほどのゴールドやラメ、リップモチーフを取り入れ、教科書通りのエレガンスを嘲笑うかのように、ド派手ながらも艶めいた、上質なロックスタイルを打ち出した。
フレンチシックを体現したのは、アー・ペー・セー(A.P.C.)と、アニエス ベー。男性を惹き付けるためではなく自分が楽しむためのおしゃれや、ビーチで楽しめるファッションなどをテーマに、デザイナーのジャン・トゥイトゥ自らが説明しながらのプレゼンテーションを行ったアー・ペー・セー。アー・ペー・セーらしい清涼なカラーと素材を用い、女性らしいリラックススタイルを提案した。色とりどりの花でランウェイを彩ったアニエス ベーは、ピュアな白、ツイード、大きなバラのパターンなどを用い、上品でまだあどけなさの残るロマンティックな女性像を見せた。
“Summer in Paris”と題されたポール&ジョーのコレクション。バケーションで多くの人が離れた静かな街を悠々と楽しむリラックススタイルが展開された。デッキチェアストライプやヒッコリー、リバティプリントにチェックパターン。夏のまぶしい光に映えるパターンをメンズライクなオーバーサイズシルエットにのせて颯爽とした女性を演出する。ナチュラルな印象を生み出した白のシルクマキシドレスから、黒、ゴールド、スタッズなどのハードなアクセントにスイムウェアまで、様々な要素を取り入れながらハッピーなムードのあるショーを繰り広げた。
(Photo by Koji Hirano)
1978年の創立以来、西洋と東洋を融合させた「ネオオリエンタル・シック」スタイルで、社交界・文化界の多くの人に愛されているシャッツィ・チェン。今年創立35周年を迎え、今年11月に日本第一号店となるザ・ペニンシュラ東京店をオープンする同ブランドが今シーズン見せたのは、ピカソやモンドリアンの絵画にインスピレーションを受け表現した自身のブランドの記憶、そしてデザイナーであるシャッツィ・チェンの幼いころの思い出。カラフルなカラーや細やかに施された大胆な刺繍模様で息をのむような壮麗さを描き出した。
ジャングルに見立てられた会場で行われたジュンコ シマダのプレゼンテーション。今シーズンの注目は、フランス人の父とアフリカ人の母を持つ彫刻家・イラストレーターのシプリアン・シャベール(Cyprien Chabert)とのコラボレーション。シプリアン・シャベールの、美しいコントラストで描かれるアブストラクトなプリントが、ジュンコ シマダが紡ぎだす繊細な素材表現やシルエットにのせられ、アーティスティックな印象を生み出した。
その他、30日にはサカイ(sacai)やステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が、10月1日にはヴァレンティノ(VALENTINO)やアレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)などがショーを行い、フィナーレに向けてますます盛り上がりを見せている。
■Photo:
Koji Hirano(アー・ペー・セー、アニエス ベー、ポール&ジョー)
Yumi Yamane(シャッツィ・チェン、ジュンコ シマダ)
■Photo by COURTESY OF SAINT LAURENT
■Text:Yumi Yamane
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク











