【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は急騰後の調整が経過良好、出番接近

2013年10月1日 16:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  中堅ゼネコンの大和小田急建設 <1834> の株価は急騰後の反動局面だが、目先の過熱感が解消して再動意のタイミングが接近している。20年東京夏季五輪やリニア中央新幹線など、息の長いテーマとなる建設ビッグプロジェクトが支援材料であり、上値を試す可能性があるだろう。

  今期(14年3月期)の業績(今期から非連結に移行)見通しは、売上高が623億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が5億80百万円(同2億61百万円)、経常利益が4億90百万円(同2億35百万円)、純利益が2億円(同1億98百万円の赤字)としている。前期悪化した工事採算の改善に加えて、前期計上した棚卸資産評価損など特殊要因一巡も寄与する。

  第1四半期(4月~6月)の受注高は116億44百万円となり、前年同期の連結ベースの86億22百万円に比べて実質的に大幅増加した。主要株主である大和ハウス工業 <1925> や小田急電鉄 <9007> 関連の案件に加えて、公共インフラ補修・更新や建物耐震化工事などの受注増加が予想され、コスト削減効果なども寄与して収益改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、20年東京夏季五輪開催決定を受けて急騰し、1月の高値258円を一気に突破した。9月11日には329円まで上伸する場面があった。足元は急騰後の反動局面で、概ね260円~280円近辺で推移している。

  9月30日の終値267円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円21銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.5倍近辺である。

  9月11日の高値で長い上ヒゲを付けたが、日足チャートで見ると右肩上がりの25日移動平均線が接近して目先的な過熱感は解消されてきた。再動意のタイミングが接近しているようだ。息の長いテーマとなる建設ビッグプロジェクトが支援材料であり、9月11日の高値を試す可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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