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【パリ2014春夏=27・28日】日本人デザイナーたちが魅せる光と色の鮮やかな描写

イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)“虹のようにカラフルに照らし出す陽の光”
「イッセイ ミヤケ」2014春夏コレクションは「Wearing Light(ウェアリング ライト)」をテーマに、三種の光をまとう、クリーンで清涼なスタイルを創り出した。今シーズン「イッセイ ミヤケ」が見せた技術は、ダイナミックで張りのあるフォルムを生み出すパンチング加工やさらなる進化を遂げたスチームストレッチシリーズ(蒸気の熱で布を収縮させる技法)など。一見シンプルに見えるアイテムたちには独特の質感やシルエットが与えられ、女性たちを照らし出す、柔らかな光となってランウェイを彩った。

「イッセイ ミヤケ」“漆黒の夜空に無数に輝く星の光”(左)と“暗闇に白く浮かび上がる月の光”(右)を表現
「色」で新たなことにチャレンジしたかったという「ヨウジ ヤマモト」は、ハッとするほどに鮮やかな蛍光色をモノトーンなスタイリングに交錯させた。ギャザーで生み出した構築的なシルエットや、キモノのように大きく袖に膨らみを持たせたアイテム、伸縮性のある素材でしなやかに体のラインを描き出すロングスカートなど、多様な表現を繰り広げる中特に強い印象を与えたのが、破壊された袖。一度完成された服を破壊し、再構築したかのような独特の表現を繰り広げていた。
「日本の夏」をイメージして創られた「ツモリチサト」2014春夏コレクション。農作業で使用する三角形のノンラーのような帽子と、太く結われた髪の装飾が特徴的。夏のまばゆい光を受けて輝く自然の風景が、素材とプリントで表現される。キモノの帯のようなベルトでのウエストマークや、水墨画のようなプリント、そして天女の羽衣のようなふわりと舞う優しい素材感で、東洋の神秘をまとい、見る者に郷愁と心地よさを与えていた。
そのほか27日には、アン・ヴァンデヴォーストとフィリップ・アリックスの夫婦デザイナーが手がける「A.F.ヴァンデヴォースト」が、砂にまみれたエレガンスを見せた。ブランド15周年を迎えた同ブランド。これまでの感謝の意を込めてフィナーレでは観客にシャンパンが振る舞われた。
28日には、紺のブレザーやプリーツスカート、チェック柄のスクールガールスタイルを見事なまでに洗練された大人の優雅さへと変えた「ヴィクター&ロルフ」、ブランドらしさを全面に押し出し、原点であるデニムでも様々な表情を見せた「アクネ ストゥディオズ」、そしてカンタベリーの修道院からインスピレーションを得て、主イエスの変容を不気味に、多様な素材やパターンミックスで演出した「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド レーベル」などがショーを行った。
「ヴィクター&ロルフ」

「アクネ ストゥディオズ」

「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド レーベル」
Photo by:
Koji Hirano(イッセイ ミヤケ、ヨウジ ヤマモト、ツモリチサト、ヴィクター&ロルフ、アクネ ストゥディオズ)
Yumi Yamane(ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド レーベル)
Text by: Yumi Yamane
★2014春夏パリコレクション特集はこちら
http://www.apparel-web.com/collection/2014ss/paris/
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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