注目銘柄ダイジェスト(前場):東京電力、東レ、昭和電線HD、楽天など

2013年9月27日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東京電力、東レ、昭和電線HD、楽天など

東京電力<9501>:605円(前日比+45円)
大幅高。柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた安全審査を規制委に申請すると発表している。新潟県知事が申請を条件付きで承認したもよう。足元ではこうした方向性も織り込みつつあったが、来春再稼働の実現性が高まったことで、収益の落ち込みに歯止めが掛かっていくとの期待感が先行へ。引き続き、個人投資家の商いが中心とは見られるが、まずは買い戻しの動きなどが急がれる状況とみられる。

東レ<3402>:649円(同+15円)
反発。炭素繊維で世界3位の米ゾルテックを買収するとの報道が伝わっている。買収金額は600-700億円、同社の世界シェアは現在の2割から3割に上昇することになる。豊富な現預金の状態から、資金負担増などに対する警戒も限定的なもよう。炭素繊維は将来的な成長期待が高い分野であり、積極的な事業拡大策には評価も高まりやすいようだ。

サカイオーベ<3408>:156円(同+8円)
賑わう。東レ<3402>が世界3位の海外炭素繊維会社を買収すると伝わっていることで、再編期待の流れなどが波及しているものと観測される。炭素繊維の開発を推進中で、東レが筆頭株主となっている同社には連想感が波及しやすいとみられる。

昭和電線HD<5805>:118円(同+14円)
急伸、5月22日の年初来高値を一気に更新している。特に新規材料は観測されないものの、低位材料株循環物色の流れが波及しているようだ。リニア開発に伴うトンネル工事需要の拡大期待を背景に、前日は熊谷組<1861>を筆頭に関連の低位建設株が活況となっている。超電導コイルの開発などを手掛けている同社にも、リニア関連としての関心が高まる状況のようだ。

横浜ゴム<5101>:989円(同+51円)
大幅続伸。前日に気象庁では、12-2月の予報を発表している。平年よりも雪が多く寒い冬になるとみられているようだ。シティでは、9月の時点で寒冬予想が発表されるのは過去数年なかったことであり、今後冬タイヤの出荷が想定以上に伸びる可能性があると指摘している。なお、セクター内では同社株の割安感が強まってきているとも。

ニッパツ<5991>:1045円(同-28円)
売り優勢。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げしている。HDD用サスペンションの下振れ懸念に加えて、ばねやシートなどの自動車部品もタイの自動車市場減速によるネガティブな影響が避けられない状況と指摘。自動車部品業界の中では、米国市場や中国へのエクスポージャーが相対的に低く、タイの影響が大きくなっている。

ゼオン<4205>:1270円(同-54円)
売り先行。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は上半期が130億円から150億円、通期では270億円から280億円に増額修正している。円安進行による採算改善などが背景とみられる。ただ、業績の上振れは想定線であり、市場コンセンサスは上半期が165億円程度、通期では330億円程度になっている。特にサプライズはなく、むしろ想定比下振れとしてネガティブ視する流れにも。

大崎電気工業<6644>:587円(同+35円)
大幅高。英国で通信ハブ1000万台を受注したと一部で報じられている。受注額は250億-300億円の見込みとされているが、同社の前期実績売上高は600億円強の水準であり、業績インパクトは大きくなるとの期待感が先行へ。スマートメーター関連は今後も市場の成長期待が高く、実績の積み上げによる先行き期待なども高まりやすいとみられる。

医学生物<4557>:713円(同+100円)
大幅続伸。同社やコスモ・バイオ<3386>など、ノーベル賞関連の物色が続いている。生物を構成するたんぱく質が体内で分解、再利用される「オートファジー(自食作用)」の仕組みや機能を解明した大隅教授や水島教授が、来月発表されるノーベル賞の候補として挙がっていることが思惑材料に。同社についても、オートファジー関連として短期資金が向かう格好に。

オルトP<3672>:4575円(同+305円)
買い優勢。子会社のオルトダッシュ社が、新たに電子書籍事業を開始すると発表したことが材料視されている。オルトダッシュ社はソーシャルゲームの開発などを手掛けているが、ソーシャルゲーム市場の更なる活性化と価値向上を目指して、ソーシャルゲームを原作とした書籍配信サービスを行うと。なお、新事業の開始にあたり、大きな初期投資は見込んでいない。

ADWAYS<2489>:843円(同+49円)
買い先行。今期の営業利益見通しを4.5億円から6.0億円へ、最終利益見通しを2.4億円から4.0億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。国内の広告事業が好調に推移したことにより、各利益項目を増額修正へ。また、最終利益については、投資有価証券の売却も押し上げ要因となったようだ。

楽天<4755>:1465円(同-42円)
反落。プロ野球パ・リーグの楽天が初の優勝を飾ったものの、目先の好材料出尽くし感から利益確定売り優勢の展開となっている。通販サイト「楽天市場」では優勝セールなどを実施しているが、影響は限定的との見方。また、本日はJCBとスマホを使ったクレジットカード決済サービスで提携するとも報じられているが、反応薄となっている。《KO》

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