【株式評論家の視点】タツタ電線はスマートフォン向け売上げが好調、今期再度の増額機運が強まる

2013年9月27日 10:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  タツタ電線 <5809> の波動転換が近い。6月24日の年初来高値1050円から長い調整局面にあり、日柄整理一巡感が強まるとともに、9月26日には730円の安値に売り込まれ、これで8月16日の713円に対応する2番底を形成、チャートも出直りを促すパターンだ。しかも、ここへきて売り物が細る一方で、押し目買い人気が高まり、商いがボリュームアップに転じてきた。

  今2014年3月期の第1四半期は売上げ121億8400万円(前年同期比6%増)、営業利益12億7800万円(同7%増)の順調な決算となった。電子材料事業では、主要製品である機能性フィルム等の導電機能性材料が、スマートフォンやタブレットPC向けに好調に推移。電線・ケーブル事業では電力会社向けの受注の増加、事業構造改革によるコスト削減を進めたことで、採算の改善が顕著になってきている。

  それにもかかわらず、3月期通期の売上げ467億円(前期比1%増)、営業利益45億円(同19%減)の慎重な見通しが据え置かれ、買い人気が後退する要因となってしまった。導電機能性材料は数量増が続くが価格競争が激化することなどを想定している模様だ。しかし、電線・ケーブル事業は復興需要の需要増が収益を支えていく方向が予想される。そのため、アナリスト筋では今期の増額、それもかなり大幅な増額を想定する声が強まっている。

  今期の減益を想定して形成されてきた株価に反省高場面が訪れる可能性が強くなってきたようだ。電線・ケーブル事業での技術をベースに、産業用ロボットに欠かせない機器用電線、ICチップの主要部品をはじめとする様々なエレクトロニクス製品、さらには、コンピュータ室や電気室での漏水検知システムや環境分析事業など、事業領域を広げ、ここ数年の急成長が今後とも持続の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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