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あいホールディングス Research Memo(10):セキュリティ機器、シルエットともに大きな拡大余地(訂正)
*14:53JST あいホールディングス Research Memo(10):セキュリティ機器、シルエットともに大きな拡大余地(訂正)
「・セキュリティ機器」の段落を追記致しました。
■中長期展望
(2)成長ドライバー事業
「成長ドライバー事業」とは、現在の愛ホールディングス<3076>の「利益成長」に貢献する事業で、現時点では「セキュリティ機器」と「シルエット」がこれに相当する。
・セキュリティ機器
今後もこの部門の成長が期待出来る要因のひとつは、同社シェアがまだ小さいことにある。全国の既設マンションは約140千棟と推測されている(同社推定)が、現在までに同社が獲得した棟数はわずか16千棟。当面は20千棟を目標としているが、まだまだ拡大の余地はある。特に最近では同社の営業とマンション管理会社とのパイプが太くなっており、新規獲得の増加要因となっている。同社は既に多くの大手マンション管理会社と提携しているが、全国の管理組合の半分以上を管理している大手14社に対する同社製品の導入割合はまだ1割台であり、この点からも拡大余地が大きい。
さらに、この新規獲得分に上乗せされるのが「自社更新分」である。多くの場合、セキュリティ機器は6年リースで販売されるので、6年後には更新需要が発生する。もちろんすべてのリース満了顧客が更新するわけではなく、継続使用する顧客もいるが、同社では更新顧客の大部分が更新契約を結ぶと予想しており、今後は過去の件数が毎年更新需要として発生してくる。グラフに見られるように来年度(2015年6月期)には新規、更新分合わせて4,000件以上の獲得を目指している。
・シルエット
全米クラフト&ホビー協会によれば、シルエットが対象とするペーパークラフトやホビー市場の規模は合計でおよそ6,000億円と推計されている。ペーパークラフトがこれだけ巨大な趣味の市場として存在することは日本では想像し難いが、欧米の主婦層では大変人気の高い趣味として定着している。
今でも、多くの人は手とハサミを使って紙を切り抜いてペーパークラフトを行っているが、パソコンの普及に伴いデザインコンテンツやカッティングマシンを使ってより高いレベルのペーパークラフトを行う人も年々増加しており、これを提案しているのがシルエットである。
シルエットではカッティングマシン本体を中国とベトナムで生産することで販売価格を低く抑え、同社製品を約6,000億円の巨大市場に大量に浸透させることを狙っている。その上で、同社製品を購入した顧客を「会員」として取り込み、これらの会員に対して各種消耗品に加えて専用サイトを通じて40,000件を超えるカット素材のデザインを提供し、ユーザーがこれらのデザインをパソコンから購入するたびに、そのダウンロード数に応じて課金するビジネスモデルを構築している。
同社にとって市場は立ち上がったばかりであり、まだまだ成長が期待出来る分野である。ダウンロードサービスを開始して以降、継続利用する登録会員も増え、本体販売並びに消耗品に加え、コンテンツサービスはシルエットの大きな収益源となっている。
また、販売チャネルも今までは大手の通信販売が主流であったが、最近ではホビー専門店チェーンなどでも販売が本格化しており、今後の売上増が期待されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島昇)《FA》
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