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ベネフィット・ワン Research Memo(1):新機軸事業の成長で今後は利益成長局面へ
*18:02JST ベネフィット・ワン Research Memo(1):新機軸事業の成長で今後は利益成長局面へ
ベネフィット・ワン<2412>は、ユーザー課金ニーズのある領域でサービスマッチングを展開する企業である。福利厚生事業は、同社の創業以来の事業で、国内ではトップシェア。ビジネスモデルは至ってシンプルで、売上高は主に会員企業からの会費収入で構成される。
同社が成長のドライブとして特に注力しているのが、「インセンティブ事業」「パーソナル事業」「ヘルスケア事業」となる。新機軸の事業の成長が見込まれる状況下、同社はリーマンショック後の横ばいの収益傾向を脱し、少なくとも今後3~4年の成長が加速する可能性が高まっている。更なる会員の獲得施策、海外事業の動向によっては、成長に拍車がかかる可能性もある。
福利厚生事業による類似企業と比較した場合、PER水準で大幅な乖離がある訳でない。ただし、実態はユーザー課金ニーズのある領域でサービスマッチングを展開する企業であり、現状では顧客との接点がインターネット経由になっていることも事実である。インターネット上でマッチングサービスを手がける企業が比較としてふさわしい可能性もある。
更に、今後は同社にとって利益成長の高い局面を迎えることになる。05年3月期から08年3月期までの福利厚生事業の成長期、特にその初動期においては市場平均を大幅に上回るPERで評価されていた事実も忘れるべきでない。
★Check Point
・福利厚生サービスで業容拡大後、新機軸サービスも続々投入
・2014年3月期も新機軸3事業が利益拡大に貢献、増配の可能性も
・競合他社のいないインセンティブ事業の拡大が成長戦略の鍵
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)《FA》
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