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ソフトバンテク Research Memo(8):ソリューション事業はサービスインテグレーションへ比重が移行
*17:04JST ソフトバンテク Research Memo(8):ソリューション事業はサービスインテグレーションへ比重が移行
■2014年3月期の第1四半期決算
(2)セグメント別業績
○イービジネスサービス事業
ソフトバンク・テクノロジー<4726>のイービジネスサービス事業の業績は、売上高で前年同期比横ばいの4,455百万円、セグメント利益で同18.8%減の151百万円となった。
同事業の売上の9割を占める中核部門であるEC-BPOでは、シマンテックストアビジネスが順調に推移した。その一方で、一部テナントとの契約終了やWeb Marketingにおける大口顧客の一部解約があり、事業全体の売上高は、横ばいにとどまった。
セグメント利益では既述の通り、ICT投資や高度技術資格取得の奨励によって販売費・一般管理費が増加したため、減益となった。
○ソリューション事業
ソリューション事業の業績は、売上高で前年同期比10.7%増の3,385百万円、セグメント利益で同78.1%減の11百万円となった。
売上高の増加要因は、前期から継続してきた従業員の採用増によって、ソフトバンクグループを中心にサービスインテグレーション案件が順調に拡大したため。機器販売は、ソフトバンクグループの大規模機器調達需要が一巡した影響から前年同期比40%近い減収となった、にもかかわらず事業全体の売上高が伸びたことは、継続して収益が上げられるサービスインテグレーションに売上の比重が着実に移行している証拠といえよう。
セグメント利益では、エンジニアを中心に大幅な増員を行ったほか、高度技術資格の奨励、開発環境整備のために最先端ICTを導入したことなどによって、販売費・一般管理費が増加したため、減益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)《FA》
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