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C&Gシステムズ Research Memo(5):主力のCAD/CAMシステム等事業は国内外ともに増収
*18:16JST C&Gシステムズ Research Memo(5):主力のCAD/CAMシステム等事業は国内外ともに増収
■決算動向
(1)2013年12月期の第2四半期(実績)
●損益の状況
8月9日に発表された、C&Gシステムズ<6633>の2013年12月期の第2四半期(1-6月)決算は、売上高が1,757百万円(前年同期比0.5%減)、営業利益が156百万円(同6.5%増)、経常利益が189百万円(同13.3%増)、四半期純利益が131百万円(同12.0%減)となった。
売上高は減収となったが、売上総利益が前年同期の62.0%から64.1%へ改善したため、販管費の増加を吸収して営業利益、経常利益は増益となった。ただし、法人税等が増加したことから、四半期純利益は前年同期比では減益となった。売上総利益率が改善した要因は、主力のCAD/CAMシステム等事業においては、西日本地区で大型案件を獲得出来たこと、比較的粗利率の高い製品が売れたこと、CAD/CAMの新バージョンへの移行が順調に進んだことなどが挙げられる。しかし、会社全体の減収増益要因は、粗利率が低い金型製造事業の収益が約40%減収したことが相対的要因としてあげられる。
セグメント別の売上高は、主力のCAD/CAMシステム等事業が1,551百万円(同9.0%増)となった一方で、金型製造事業は前年度が好調に推移したこともあり、206百万円(同39.8%減)となった。CAD/CAMシステム等事業の仕向地別売上高は国内が1,311百万円(同6.0%増)、北米39百万円(同33.3%増)、アジアが200百万円(同28.7%増)となり、国内とアジアが増収に寄与した。
また、セグメント別の営業利益は、主力のCAD/CAMシステム等事業が141百万円(同56.4%増)となった。同事業の売上高が増加したことが要因のひとつだが、高付加価値製品の売上高が好調であったことから、営業利益率も9.1%(前年同期6.4%)へ改善した。
一方で、金型製造事業の営業利益は15百万円(同73.4%減)となった。売上高が減少したことに加え、為替変動の影響もあり営業利益率は前年同期の16.5%から7.3%へ悪化した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島昇)《FA》
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