米株式:小幅推移、史上最高値付近での動き続ける

2013年9月19日 23:26

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記事提供元:フィスコ


*23:26JST 米株式:小幅推移、史上最高値付近での動き続ける

米株式市場

SPXは史上最高値を19日に更新する中で、朝方ギャップアップしていたが徐々に上げ幅を縮小している。20日に4つの先物やオプション取引の決済日 が重なる3ヵ月に一度の「クアドプル・ウィッチング」を前にして個別の動きが見られる。ただ、大きな下落の動きも現在まででは見られず小幅推移に留まっており、指数は高値圏での推移を続けている。

なお、18日の上昇率は、クローズングベースでみてSPXやラッセル2000よりも20年債超のETF(TLT)の方が上昇していた。セクター別でも不動産など、金利動向に敏感なものだった。本日は、現在まででTLTが下落しているなかで、この現象は見られず、テクがリードしている。

18日午後に連銀は、17-18日の連邦公開市場委員会後の結果と四半期ごとの成長見通し発表、縮小購入の維持を明らかにし、2013と14年のGDP見通しをそれぞれ2.3-2.6%から2.0-2.3%に、3.0-3.5%から2.9%-3.1%に引き下げている。利上げに関しては失業率6.5%以下以降を見込んでいるとした。バークレイズは、購入ペースが維持されたことで利上げのタイミング予想を15年3月から15年6月にまで伸ばしている。議長によるQ&Aを踏まえても、以前よりもハト的な内容だった。利上げの時期に関して以前の、少なくとも2015年半ば、から失業率が6.5%を大きく上回る、に変えたと捉える発言をなした。低金利政策が長期化する可能性が高まったとも捉えられる。

セルサイドからは一斉に緩和政策の長期化を予想する向きが見られる。縮小開始は12月(バークレイズ&ゴールドマン)、2014年(HSBC)、利上げは15年6月(バークレイズ)、16年早期(GS)など。

債務上限問題に関しては、多くの共和党員の間では政府機関封鎖になれば共和党が非難の的になるとの見方が多く、今後(2014年、ひいては2016年)を踏まえ大きなリスクテイクには消極的なもようが報じられていたが、ヘルスケア改善の為、共和党の間での結束が高まっていることが報じられている。ベイナー下院議長は、youtue上において、「何故に大統領はプーチン露大統領とは交渉する意思を示したのに自国議会とはその意思がないのだろうか」と皮肉っている。下院議長自身も、また他共和党員も目的は期間封鎖ではないことを明確にしているが、ホワイトハウスは各期間に封鎖への準備を呼びかけているとのこと。

ホワイトハウスの元経済顧問のサマーズ氏がバーナンキ議長後任のポジションを辞退した後のこのレースに関しては、イエレン現副議長がリードしている、とロイターなどが報じている。

マクロ経済においては、フィッチが13年のGDP予想を2.4%から2.3%に、14年を3.1%から2.95に引き下げている。

個別銘柄では、18日夕方にソフトウェアのオラクル(ORCL)が発表した決算では今回も業績見通しが冴えないかたちとなっている。

S&P 500は0.01高の1725.53前後で推移、ナスダック総合指数0.05ポイント安の3783.59ポイント前後で推移、ダウ平均株価は14.61安の15662.33ドル。(日本時間23時15分時点)。《KG》

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