テラ Research Memo(10):2013年12月期は今後の成長拡大に向けた準備期間

2013年9月18日 18:55

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記事提供元:フィスコ


*18:55JST テラ Research Memo(10):2013年12月期は今後の成長拡大に向けた準備期間
■決算動向

(2)2013年12月期見通し

2013年12月期の業績は売上高が前期比11.2%増の1,717百万円、営業利益は同29.9%減の155百万円、経常利益は同54.4%減の100百万円、当期純利益は同78.4%減の21百万円となる見通し。

上期に低迷した細胞治療技術開発事業では新たに北里大学北里研究所病院(提携医療機関)、八九十会高尾病院(基盤提携医療機関)の2施設と契約を締結したことで症例件数も増加し、通期では前期並みの売上が見込まれる。なお、契約医療施設に関しては年末から年明けにかけて、あと1件ほど増える見通しとなっている。「樹状細胞ワクチン療法」の認知拡大に向けたエビデンス(科学的根拠)の強化も引き続き行っていく方針であり、2014年12月期においては症例件数もプラス成長となる公算が大きい。細胞治療支援事業に関しては第3四半期以降も順調に推移しており、通期でも2桁台の増収となる見通しだ。

一方、利益面では研究開発費が100百万円程度増加するほか、業務の効率化とエビデンス強化を目的に新業務統合管理システムの導入を予定していること、アジアへの進出に向けた準備費用を見込んでいること、などから減益となる見通しだ。ただ、いずれも将来の成長に向けた先行投資負担であり、今期は成長拡大に向けた準備期間として位置付けられよう。

なお、配当金に関しては2012年12月期に1株当たり0.8円の配当を実施したが、今期は中期成長戦略を推進していくための再投資に必要な内部資金を確保するため、無配を予定している。

その他、テラ<2191>が現在取り組んでいる主な研究開発のロードマップは図の通りとなっており、これら研究開発テーマを着実に実用化に結び付けていくことで、収益基盤の拡充を図っていく計画となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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