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ワイヤレスゲート Research Memo(4):認証・課金プラットフォームを通信事業者などに提供
*18:23JST ワイヤレスゲート Research Memo(4):認証・課金プラットフォームを通信事業者などに提供
■事業概要
(1)事業区分別の事業内容
○ワイヤレス・プラットフォームサービス事業
ワイヤレス・プラットフォームサービス事業とは、ワイヤレスゲート<9419>のワイヤレス・ブロードバンドサービスの基盤プラットフォームであるID・パスワードの認証プラットフォーム(注2)と課金プラットフォーム(注3)を活用した付加価値提供事業のこと。これまでに他の通信事業者への認証プラットフォーム提供や、Wi-Fi端末の販売メーカー向けに、ワイヤレスゲート・サービスのID・パスワードを事前に組み込むことで収入を得ている。
また、2013年6月からは新たに電話リモートサービスを開始している。パソコンやスマートフォンやタブレット端末などスマートデバイスの操作方法や活用方法などに関する、電話でのサポートサービスで、月額480円のサービスとなる。当初は同社の通信サービス加入者向けの付加サービスとして提供していく予定であったが、様々な種類のデバイスにサポート対応するなどサービス内容が充実していることから、電話リモートサービスのみ利用するユーザーも増えているようだ。なお、実際の電話サポートサービスは同分野で業界大手の日本PCサービスに委託している。
2013年12月期の第2四半期累計の同事業の売上構成比は0.2%とまだ小さいが、収益基盤の拡充を進めるための、今後も新たな付加サービスを追加していく計画で、売上構成比も徐々に上昇していく見通しだ。
○その他事業
その他の事業として、ヨドバシカメラで取り扱っている「ヨドバシカメラ@wigcard(プリペイドカード)プラン」の販売などがある。同プランが利用できるエリアは、BBモバイルポイント、livedoor Wirelessのアクセスポイントに限られており、2013年12月期の第2四半期累計の売上高構成比も0.01%と微々たるものとなっている。
(注2)ID・パスワードの認証プラットフォーム:IDとパスワードから同社のサービス契約社であることを認証するためのシステムのこと。
(注3)課金プラットフォーム:同社のサービス利用者からサービス料金を徴収するための課金システムで、クレジットカードにより料金を徴収している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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