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サマーズ離脱後の次期FRB議長レース:大統領の決断“早ければイエレン氏”
*09:36JST サマーズ離脱後の次期FRB議長レース:大統領の決断“早ければイエレン氏”
米連邦準備理事会(FRB)の次期議長レースでサマーズ元財務長官が離脱した。市場ではイエレンFRB副議長が議長に昇格するとの思惑がにわかに急上昇しているが、ここではオバマ大統領がサマーズ氏に代わる人選を公表する“タイミング”が次の注目ポイントとなりそうだ。
目下、オバマ大統領は連邦債務上限引き上げを巡る議会との交渉というやっかいな仕事に直面している。連邦債務は10月半ばに16兆7000億ドルの法定上限に達する見込みだが、オバマ大統領は上限引き上げで「交渉の余地はない」と強気姿勢を堅持。
今月中に議会が債務上限法案を可決しなければ政府機関の窓口が閉鎖される可能性が高まるが、大統領は共和党に譲歩を迫って議会承認にこぎ着ける戦略に固執しているようだ。
さて、民主党内からも批判の声が強かったサマーズ氏の脱落で、オバマ大統領にとって傷口がひとつふさがったのは確か。英フィナンシャル・タイムス(電子版、16日付)では「イエレン氏の選任により、現在の民主党が受けた痛手が癒される」と指摘しており、大統領が早い段階でイエレン氏を指名する可能性も否定できない。
ただ、次期議長の選出を急ぐ理由はなく、あらためて候補選出に時間をかけるとの選択肢もある。バーナンキ現FRB議長が2005年に指名されたのは10月後半。こうなると、現在はダークホース扱いされているコーエン元FRB副議長などの当選も現実味を増してくる。
オバマ大統領が民主党の傷をいやすため早期にイエレン氏を指名するか、あるいは決断を先送りして議長選任プロセスに時間を費やすか。いずれにしろ、“早ければイエレン氏”の路線には変化はなさそうだ。《RS》
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