【株式評論家の視点】東芝は医療拡大で新たな柱が育つ、今期増額が株価を先導

2013年9月11日 09:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  東芝 <6502> が出直りトレンドに乗ってきた。NAND型メモリーが価格の上昇に加え販売も好調に推移、新規連結のニューフレアも業績貢献。社会インフラ部門では海外原子力や太陽光発電が順調に推移したことなどから、今2013年3月期の第1四半期では営業利益243億円と前年同期比112%の大幅増を達成した。

  今3月期通期の営業利益については、2600億円、前期比34%増の期初見通しを据え置いている。ただ、為替相場の会社想定レートは1ドル=90円、1ユーロ=115円という保守的な設定。業績予想の未達という状況が続いてきたことで、やや慎重に過ぎる業績予想との見方が強い。

  NAND型フラッシュメモリの価格は安定した状態に入っており、今後も大きく下落する懸念は小さいと見られる。社会インフラは発電事業だけでなくエレベーター等の産業機器や画像診断装置等の医用システムも伸長している。両セグメントが業績をけん引する構図が継続し、来2015年3月期以降も増益継続の方向が予想される。

  また、医療を新たな柱としてヘルスケア事業拡大の方針が示されたことも注目点。国内画像診断市場ではトップシェアを誇り、世界シェアも4割を誇る。そこから画像診断領域で高度医療への展開を強化、国際的に多施設での臨床研究に取り組む。そうした新視点での評価を呼び込む方向が予想される。とりあえずは今期の増額期待が株価押し上げを先導しそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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