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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイはモミ合い上放れ戻り高値突、年初来高値更新へ
冷蔵倉庫大手のヨコレイ(横浜冷凍) <2874> の株価はモミ合いから上放れて7月の戻り高値を突破した。20年東京五輪決定でベイエリアの倉庫関連株が人気化する流れにも乗っているようだ。今期(13年9月期)再増額の可能性も支援材料であり、4月の高値も視野に入るだろう。
冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期~14年9月期)では冷蔵倉庫事業の能力増強に150億円の設備投資を計画し、14年4月竣工予定で小樽市の石狩第二物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市の夢洲物流センター(仮称)を新設する。ASEAN地域への事業展開も本格化して、13年中の稼動予定でタイ・ワンノイ第2物流センター(仮称)を建設中だ。食品販売事業でも九州の生産拠点(鹿児島など)の設備増強を進めている。
今期の連結業績見通しは5月7日に増額修正して、売上高が前期比0.8%増の1120億円、営業利益が同3.7倍の40億円、経常利益が同3.2倍の40億円、純利益が同11.6倍の23億円としている。冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調に推移し、タイの子会社の収益拡大も寄与する。食品販売事業では畜産品の市況改善などの効果で営業損益が大幅に改善する。
■第3四半期は大幅増益、高進捗率
大幅増益だった第3四半期累計(12年10月~13年6月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が76.6%、営業利益が79.6%、経常利益が82.9%、純利益が87.7%と高水準である。通期再増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、800円近辺でモミ合う展開だったが、9月に入って動意付き、モミ合いから上放れの形となった。さらに9月10日には856円まで上伸する場面があり、7月の戻り高値835円を突破している。好業績見通しを評価する動きに加えて、20年東京五輪決定でベイエリアの倉庫関連株が人気化する流れにも乗っているようだ。
9月10日の終値853円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44円45銭で算出)は19~20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.8倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復してトレンド好転の形となった。今期の収益改善や再増額の可能性に加えて、指標面では依然としてPBR1倍割れ水準であることも支援材料だろう。4月の高値913円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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