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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は一気に300円台乗せ、東京五輪関連
海洋土木工事が主力の東洋建設 <1890> の株価は、20年東京五輪決定を受けて低位建設株が人気化する流れに乗って急騰している。
前期(13年3月期)の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。国内では震災復興工事や老朽化インフラ更新工事、海外ではアジア・アフリカのインフラ整備工事の増加が追い風であり、公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性は豊富である。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内は震災復興関連の港湾インフラ工事に加えて、建築工事も高水準のようだ。海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。第1四半期(4月~6月)は大幅増収効果で営業損益が大幅に改善した。通期でも公共投資増加を追い風に好業績が期待される。
株価の動きを見ると、8月以降は安値圏の230円~250円近辺で推移していたが、20年東京五輪決定を受けて低位建設株が人気化する流れに乗って急騰している。9月10日には前日比42円(16.22%)高の301円まで急伸する場面があった。
9月10日の終値294円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は18~19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.0倍近辺である。
週足チャートで見ると、戻りを押さえていた13週移動平均線、さらに26週移動平均線と52週移動平均線まで一気に突破してトレンド好転した形だ。息の長いテーマであり当面は人気継続する可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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