日本株見通し:シリアへの軍事攻撃は回避の方向、主力銘柄物色も強まる展開か

2013年9月11日 08:25

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記事提供元:フィスコ


*08:25JST 日本株見通し:シリアへの軍事攻撃は回避の方向、主力銘柄物色も強まる展開か

11日の東京市場は堅調な相場展開が見込まれる。シリアは、化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案を受け入れる方針を発表。米国による軍事攻撃が回避されるとの見方が高まった。この流れ受けた欧米市場は上昇し、円相場は1ドル100円台に乗せている。シカゴ日経225先物清算値は14585円となり、11日の日経平均はこれにサヤ寄せする格好から始まろう。

今週は東京五輪開催決定を受けた五輪関連への物色が連日強まっているが、本日はこれに加えて、国際優良株などの主力銘柄への物色も強まるとみられる。週末には先物・オプションSQを控えているため、手掛けづらい状況ではあろうが、五輪決定の高揚感に沸く相場展開のなか、シリアへの軍事攻撃が回避される可能性が買い安心感につながりそうだ。

日経平均はこれにより8月2日につけた戻り高値(14466.16円)を突破してくるとみられる。次は7月26日に空けたマド(14376.01-14533.21円)埋めが意識されるが、これもクリアできるだろう。そのため、ターゲットとしては7月19日の戻り高値である14953.29円となり、節目の15000円への意識が高まりそうである。

物色は五輪関連がメインとなり、輸出関連などの主力株となる。ただ、五輪関連については、材料系の低位建設株などに短期資金が集中しており、マネーゲーム化している点は注意しておきたい。また、米アップルは、新型iPhone「5s」と廉価版の「5c」を発表した。NTTドコモ<9437>は「5s」と「5c」を20日に発売すると発表。日本の主要携帯電話3社すべてがiPhoneを取り扱うことになる。

一方、世界最大の携帯電話事業者である中国移動(チャイナ・モバイル)との提携発表がなかったため、アップル関連へのテーマ物色はややインパクトに欠ける状況ではある。

なお、10日のNY市場でダウ平均は127.94ドル高の15191.06、ナスダックは22.84ポイント高の3729.02。ADRの日本株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、コマツ<6301>、京セラ<6971>など、対東証比較(1ドル100.38円換算)で全般堅調だった。《TN》

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