【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は短期モミ合いから上放れの展開、5月高値も視野

2013年9月10日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事 <8075> の株価は短期モミ合いから上放れの動きを強めている。指標面の割安感に見直し余地があり、5月の高値も視野に入るだろう。

  鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などの分野に展開している。6月に発表した中期経営計画(14年3月期~16年3月期)では神戸製鋼所 <5406> グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期の売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。メキシコでの販売会社立ち上げ、中国での自動車向け部品加工会社の収益化、アセアン・インド域内での三国間取引拡大などグローバルビジネスを加速させる方針だ。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比13.0%増の8700億円、営業利益が同10.0%増の60億円、経常利益が同4.9%増の51億円、純利益が同59.5%増の30億円としている。通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が23.7%、営業利益が21.4%、経常利益が24.8%、純利益が18.6%である。半導体関連が低調だが、公共投資の増加、粗鋼生産や自動車生産の増加など期後半に向けての景気回復を考慮すれば概ね順調な水準だろう。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。

  株価の動きを見ると、7月30日の直近安値185円から急反発して8月7日に戻り高値となる208円を付けた。その後は戻り一服となり、足元は概ね195円~200円近辺でモミ合う展開だった。ただし9月9日には前日比7円(3.57%)高の203円まで上伸して、短期モミ合いから上放れの動きを強めている。

■PER6倍、利回り3%で割安顕著

  9月9日の終値203円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS33円88銭で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS335円84銭で算出)は0.6倍近辺である。

  日足チャートで見ると、足元で一旦割り込んでいた25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインのようだ。指標面の割安感に見直し余地があり、5月の年初来高値223円が視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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