前場に注目すべき3つのポイント~五輪関連やアップル関連での物色が主体に

2013年9月10日 08:22

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記事提供元:フィスコ


*08:22JST 前場に注目すべき3つのポイント~五輪関連やアップル関連での物色が主体に

10日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:東京五輪とアップル関連物色は活発に
■外資系証券の注文動向:差し引き70万株の買い越し
■前場の注目材料:東京五輪決定で羽田、成田の発着便数拡大を検討との報道、航空各社などに関心

■東京五輪とアップル関連物色は活発に

☆日経225想定レンジ:上限14350円-下限14200円

10日の東京市場は利食いをこなしながらも堅調な展開が見込まれる。9日の米国株式相場は、NYダウが140ドル超の上昇で節目の15000ドルを回復している。要因としては東京五輪決定を受けた日本株の上昇であり、材料としては織り込まれているところ。シカゴ日経225先物清算値は大証比105円高の14325円であり、これにサヤ寄せした後は、9日の大幅な上昇の反動から、高値圏でのもみ合いになりそうだ。

もっとも、寄り付きで大きく値を飛ばした反動もあり、主力の一角などでは上げ幅を縮めている銘柄も目立っていた。週末に先物・オプションSQを控えていることに加え、米国ではシリア情勢のほか、来週に控えている米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和縮小に踏み切るのかを見極めたいところでもあり、機関投資家などは動きづらいところであろう。

そのため、当面は東京五輪開催を材料に、首都インフラ関連などへの循環物色が中心になりそうだ。また、除染関連やカジノ関連などへも物色に広がりがみられており、関連する銘柄の出遅れを探る動きなども活発化しそうである。

そのほか、米アップルのイベントが開催される。このイベントで新型「iPhone」2機種に加えて、NTTドコモ<9437>とチャイナ・モバイルとの提携を発表する可能性がある。チャイナ・モバイルの契約者数は7億4000万人、ドコモは約6200万人であり、8億人を超える日中の顧客を照準に成長拡大が期待される。

メジャーSQを前に先物に振らされる局面もありそうだが、東京五輪やアップル関連など、個人主体によるテーマ物色は活発であろう。また、建設株などにストップ高が相次いでいたが、反動安は想定内であり、押し目買い意欲は強そうである。

■外資系証券の注文動向:差し引き70万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り930万株、買い1000万株、差し引き70万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

9月3日(火):50万株の売り越し
9月4日(水):340万株の売り越し
9月5日(木):80万株の買い越し
9月6日(金):150万株の売り越し
9月9日(月):280万株の買い越し

■前場の注目材料

・東京五輪決定で羽田、成田の発着便数拡大を検討との報道、航空各社などに関心
・米アップルが今日10日にイベントを開催、アップル関連の動向にも注目
・来週の米FOMCを控え、全体的には手掛けづらさが意識される可能性

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 7月第三次産業活動指数(前月比予想:-0.5%、6月:-0.3%)
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(8月7-8日分)
10:00 原子力規制委員会、新規制基準審査会合(規制庁)《KO》

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