コニシ 住宅や公共工事が伸び接着剤やシーリング材など好調、アジア展開を加速

2013年9月9日 12:41

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:42JST コニシ---住宅や公共工事が伸び接着剤やシーリング材など好調、アジア展開を加速

コニシ<4956>は、「ボンド」を始めとする合成接着剤メーカー国内最大手。家庭用接着剤から住宅建材用、工業用、土木建築用に至るまで幅広い市場に展開しており、約2500品種を揃える。

7月31日に発表した第1四半期(4-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比0.3%減の250.02億円、営業利益が同3.6%減の10.54億円となったが、ほぼ会社計画の範囲内であった様子。消費増税前の駆け込み需要などで戸建て住宅やマンション、ビルなどの新築や改修工事が伸び、接着剤やシーリング材が好調だった。また、復興需要の継続や大型補正予算の編成で公共工事が伸び、道路・トンネルなどのインフラ関連の補修改築が増え、補修剤などが好調だった。一方、化成品事業では、化学工業向けでエタノールが堅調だったほかは塗料業界向け、電子電機業界向け、自動車業界向けで伸び悩んだことが影響した。

上期の業績予想は5月に発表した計画を据え置き、売上高が前年同期比2.9%増の527.00億円、営業利益は同5.0%減の23.90億円としている。上期計画の営業利益を前年同期比5.0%減と見込んでいた中で、第1四半期の営業利益は3.6%減に留まっており、想定の範囲内の進捗と考えられる。

今後の展開としては、中期経営計画で示しているようにアジアを中心に海外事業に注力する。7月9日にインドネシアに子会社を設立したほか、7月29日にはインド子会社へ増資し、8月12日にはベトナムの生産拠点で出資比率40%から75%へと引き上げて子会社化するなど、立て続けに海外事業の展開や強化を進めている。業績に与える影響はいずれも軽微としているが、今後はこれら海外拠点の動向が注目される。《FA》

関連記事