関連記事
日経平均を押し下げるマイナス要因が重なる/ランチタイムコメント
*11:57JST 日経平均を押し下げるマイナス要因が重なる
日経平均は大幅に反落。158.69円安の13906.13円(出来高概算11億5600万株)で前場の取引を終えた。5日の米国市場の上昇や円相場が1ドル100円台に乗せてきたことを受けて、輸出関連を中心に続伸して始まった。
しかし、NTTドコモ<9437>が米アップルの「iPhone」販売との報道を受け、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、KDDI<9433>が急落し、日経平均の重しとなった。また、今晩の米国では雇用統計の発表を控えて様子見ムードが高まるなか、五輪関連の利益確定の流れが強まったことで、一気に利食いの流れが広がりをみせており、全体相場を押し下げる格好となった。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の7割を占めている。セクターでは鉄鋼がしっかりな他は、全般軟調。不動産、パルプ紙、水産農林、その他金融、証券、保険、繊維、石油石炭、サービスなどが弱い。
日経平均を押し下げるマイナス要因が重なった格好である。指数へのインパクトの大きさでは、NTTドコモ<9437>の「iPhone」販売報道であろう。これがソフトバンク<9984>、KDDI<9433>の急落につながった影響が相当大きいとみられる。
加えて2020年夏季五輪開催地に関する報道。東京五輪招致委員会がブエノスアイレスで行った記者会見で福島第一原発の汚染水問題に海外メディアの質問が集中。その状況下のなかで、漏れ出した汚染水が地下水にまで到達したおそれがあるとの報道。さらに、スペインの地元紙には、マドリード圧勝の見出しが躍っていると、各メディアが伝える中、不動産など五輪関連が軒並み利益確定の売りから値を消す展開となっていた。
このところは後場に入り先物主導によるプログラム売買が日経平均を押し上げていたが、さすがにイベント待ちから様子見ムードが続きそうである。結果、一目均衡表では雲に抑えられる格好で下振れしており、チャート形状も神経質にさせる。(村瀬智一)《FA》
スポンサードリンク

