【編集長の視点】ニチバンに見直しの動き、第1四半期増益転換を評価

2013年9月6日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ニチバン <4218> は、25日移動平均線水準で中段固めを続けているが、今年8月9日に発表した今3月期第1四半期(1Q)の増益転換業績を見直し、値ごろ割安株買いの再燃が期待できそうだ。今年2月も前期第3四半期の増益転換業績をテコに年初来高値447円まで6割高しており、再現思惑も底流している。

  1Q業績は、前年同期比1%増収、5%経常増益、19%純益増益と連続増収・増益転換となり、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、47~49%と目安の50%をほぼクリアした。メディカル事業の売り上げが、ヘルスケアフィールドで大衆薬市場向けにテレビCMなどの積極的な販促活動を進めて、救急絆創膏「ケアリーブ」シリーズを中心に順調に推移し、医療材フィールドでは、止血製品「インジェクションパットマイルド」とドレッシング製品「カテリープラス」が、引き続き好調に伸びて増収・営業増益となり、テープ事業も、オフィスホームフィールドで主力製品「セロテープ」が順調に推移、工業品フィールドで産業用テープ市場向けの包装用テープが堅調に推移したことなどが寄与した。

  2Q累計・3月通期業績は、原材料価格や為替の動向など先行き不透明要素があるとしたが、期初予想に変更はなく、通期純利益は、11億円(前期比11%増)と連続増益を見込んでいる。

  株価は、年初来高値から全般急落相場の波及で332円まで調整、太陽電池材料の開発や1Q増益転換業績などをテコに半値戻しの25日線水準まで持ち直した。PERは14倍台、PBRは0.6倍と割安で、値ごろ妙味も加わりまず高値を奪回し、中期的には2006年1月高値541円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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