東京招致を意識した物色が継続か/東京株オープニングコメント

2013年9月5日 08:00

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記事提供元:フィスコ


*08:00JST 東京招致を意識した物色が継続か
 5日の東京市場は底堅い相場展開が続きそうである。4日の米国株式相場は上昇。ゼネラル・モーターズやフォードが好調な8月自動車販売を発表したことを受けて堅調推移となった。地区連銀経済報告(ベージュブック)で「緩やかな拡大が続いた」との見解が示されたことも好感されたようだ。シカゴ日経225先物清算値は、大証比5円安の14095円だった。

 為替市場では円相場が1ドル99円70銭辺りでの推移と、円安傾向が継続。6日に発表される8月の米雇用統計が強い内容になるとの思惑が広がっていることで、17、18日に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)での量的緩和縮小との見方を織り込んできているようである。また、シリアへの攻撃についても、限定的な攻撃になるとの見方から、こちらも影響を織り込む格好になりつつある。

 4日の日経平均は海外勢による断続的なプログラム買いを受けて14000円を回復した。テクニカル面ではいったんは諦めかけていた一目均衡表の雲突破を試す展開が意識されてきている。また、消費増税に対しては、日銀が追加緩和で対応するとの報道も押し目買いを強める一因となった。金融政策決定会合後の黒田総裁の発言に関心が集まりそうである。

 さらに、週末に迫る2020年夏季五輪開催地決定では、欧州で東京が本命との見方が高まるなか、アベノミクスの進展への思惑も高まろう。一方、マドリードは東京の半分の低予算(約1900億円)を売りにしている。また、サッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナのアルゼンチン代表FWのメッシ選手が招致を応援すると発表。

 五輪関連への物色が続くとみられるが、次第に強弱感が対立してくる可能性がある。なお、テクニカル面では週明け8日に好転シグナルを発生させやすいタイミングではある。《TN》

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