今日の為替市場ポイント:米4-6月期GDP改定値の上方修正

2013年8月30日 08:13

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記事提供元:フィスコ


*08:13JST 今日の為替市場ポイント:米4-6月期GDP改定値の上方修正

昨日29日のドル・円相場は、東京市場では97円45銭から98円27銭で堅調推移。欧米市場では一時98円52銭まで上昇し、98円35銭で取引を終えた。

本日30日のドル・円は、98円台で取引される見込み。シリアへの軍事介入の可能性は消えていないが、英国、フランス、ドイツ、ロシアはシリアに対する武力行使を急ぐべきではないとの立場を変えていない。特にロシアは軍事介入には否定的な見解を示している。米国内でも反対意見が多いことから、シリアへの軍事介入が差し迫っている状況ではなく、リスク回避的なドル売りが広がる可能性は低いとみられる。

29日に発表された米国の4-6月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率で+2.5%となり、市場予想の同比+2.2%を上回った。(速報値は同比+1.7%)個人消費がまずまず順調だったことや輸出が好調だったことがGDP成長に寄与した。輸出は速報値の+5.4%から+8.6%と大きく上方修正されており、10年債利回りは一時 2.83%近辺まで上昇している。

米4-6月期のGDP改定値が上方修正されたことで、米連邦準備制度理事会による量的緩和策の縮小は9月に開始される可能性が浮上した。9月6日に発表される8月の雇用統計内容を点検する必要はあるが、4-6月期の経済成長率が市場予想を上回ったことは量的緩和策の縮小を正当化する材料のひとつとなりそうだ。《KO》

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