29日の中国本土市場概況:続落、B株の続落などで上海総合は2100の大台割れ

2013年8月29日 17:03

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 29日の中国本土市場概況:続落、B株の続落などで上海総合は2100の大台割れ

29日の中国本土市場は続落。上海総合指数は前日比4.07ポイント安(-0.19%)の2097.23、深セン成分指数は同44.89ポイント安(-0.54%)の8214.49で取引を終えた。売りが先行した後は利益確定売りに押され、上海総合指数はこの日、2100の大台を割り込んで引けた。

シリア情勢の緊迫化を受けて、外国人向けのB株に売りが継続。なお、米政府は28日、国連安全保障理事会の承認が得られない場合もシリアに対して軍事行動をとる用意があると表明した。

中国国内では、株を中心に投資するファンドのポートフォリオのうち、株式が占める割合が組み直しの基準ラインとされる88%を超えているとの統計が、ファンドによる株式の売り圧力を強めた。また、8月の貸出増加率が7月を下回るとの観測が銀行セクターの圧迫材料。過度なレバレッジを回避させるなど一連の金融システム健全策が継続されていることが背景にある。ほかに、不動産税(日本の固定資産税に相当)の徴収拡大案が中央政府に提出されたとの報道も警戒された。

一方、朝方は堅調だった。中国政府が信用資産の証券化に関する試験プログラムを拡大する方針を固めたことが好感された。また、大手銀行が堅調な中間決算を発表したことも支援材料。さらに、上海市や天津市、重慶市の地元銘柄が堅調だったことも指数を下支えした。上海市に続き、天津市、重慶市にも自由貿易試験区が整備されるとの期待が高まった。《KO》

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