シリア情勢緊迫

2013年8月28日 09:19

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記事提供元:フィスコ


*09:19JST シリア情勢緊迫
外電が「数日内の英米軍による攻撃」(米NBCは早ければ29日)と伝え、英米に続いてオランド仏大統領も参戦の意向を表明した。カイロで緊急会合を開いたアラブ連盟は「アサド政権が化学兵器による攻撃に関与した」との声明を出し、国連安保理に採択を要請した。イスタンブールでは、「シリアの友人」11カ国(米英仏独伊、トルコ、サウジ、エジプト、ヨルダン、UAE、カタール)とシリア反政府派の会合が開かれ、欧米による攻撃可能性はこの場で伝えられたようだ。

オバマ米大統領は、何故、長期泥沼化しかねないシリア内戦に介入するのか?大統領は2年にわたって介入を避け、米国民の支持がもほとんどなく、国防省すら負け戦の提案としているにも拘わらずだ。27日付WSJ紙は、「最も複雑な理由はイランの一語に要約できる」と解説している。シリア・アサド政権は少数派のアラウィ派だがシーア派に属し、シーア派国家のイランとヒズボラが強力に支援、巻き返しを図ってきた。このまま、アサド政権が反政府派を一掃すれば、最も影響力が強まるのはイランとなる。化学兵器を使ったとなると、核兵器使用にも道を開きかねない。スンニ派のサウジなど周辺国、イスラエルの危機感は一気に高まる。単なる人道上の問題だけでない複雑な力学が働いているようだ。《FA》

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