【編集長の視点】ラサ商事株価は成長戦略をテコに変貌余地

2013年8月28日 09:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ラサ商事 <3023> は、全般相場の急落に巻き込まれて392円まで突っ込んだが、1月につけた年初来安値に顔合わせして踏み止まってダブルボトムを確認しており、400円台下位から一段の底上げが期待できる。この手掛かりとなるのが、今期を初年度として推進している中期経営計画で、今3月期業績は、やや伸び悩みペースで推移しているが、最終年度の2016年3月期には、成長戦略の推進により純利益の今期予想比6割増を目標にしているからである。株価も、PER7倍台、PBR0.4倍の割安修正で高変貌余地を示唆している。

  中期経営計画は、『New Challenge Rasa 2015~飛躍に向けた第一歩~』をスローガンに3年後の経営目標として売り上げ330億円(今期予想6億8600万円)、経常利益19億円(同13億円)、純利益11億円(同6億8600万円)を掲げている。2011年1月の自社ビル営業開始、2012年10月のイズミ連結子会社化によるグループ経営などの新しい経営基盤のもと、「世界に通用する一流技術商品と有用な価値ある資源を国内外な販売」する成長戦略に磨きをかけることがバックボーンとなっている。重点施策として資源・金属素材関連事業ではジルコサンド製品の多様化や中国、東南アジア諸国、インドのグローバル市場開拓、産機・建機関連事業では、石炭火力発電やバイオマス・バイオガス分野への注力、下水道BCP(津波、高潮、豪雨)対応の汚泥ポンプの開発、環境建設設備事業では、石炭ガス化複合発電のスラグ処理へのラサ・システムの販売などの各成長戦略を推進する。

  今3月期業績は、売り上げ270億円(前期比6%減)、経常利益13億円(同3%減)、純利益6億8600万円(同11%減)と小幅の連続減収減益を予想、7月に発表した今期第1四半期純利益も、土地などの減損損失6500万円の計上で2400万円の赤字(前年同期は8000万円の黒字)と落ち込んだが、中期計画の推進で高変貌することになる。

  株価は、年初来安値顔合わせのダブルボトムから中期経営計画をテコに458円までリバウンド、PER7倍台、PBR0.4倍の400円台下位での三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。年初来高値518円、昨年3月高値545円の各奪回・フシ抜けから、2007年2月高値730円、2006年の上場来高値858円への視野が開けてこよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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