【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ピーエイは下値に届く、200円前後は岩盤水準

2013年8月27日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  求人情報誌・サイトのピーエイ <4766> (東マ)の株価が調整一巡感を強めている。求人需要回復が追い風であり、動意付く可能性もありそうだ。

  東北・関東・信越・北陸地域で紙媒体の無料求人情報誌「ジョブポスト」を発行し、スマートフォン向けサイト「ジョブポストweb」を強化している。3月には「ジョブポストweb」の群馬県版・栃木県版・山梨県版のサービスを開始して営業エリアを拡大した。一方で、求人広告事業に経営資源を集中するため、4月にフリーマガジン「トクッピ」(新潟県版・長野県版)を譲渡した。

  8月14日発表の今期(13年12月期)第2四半期累計(1月~6月)の連結業績は、前年同期比12.9%増収、同0.6%営業増益、同9.7%経常増益、同5.5%最終減益だった。有効求人倍率の上昇などを背景として求人広告数が増加し、大幅増収だった。4月に富山県富山市と群馬県高崎市に新規営業所を開設したことに加えて、東北・北陸地域でのテレビCMや関東地域でのラジオCMなどで販管費が増加して営業利益は横這いだった。なお特別利益に「トクッピ」の譲渡益10百万円を計上した。

■求人需要追い風に今期25.1%の大幅増収

  通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比25.1%増の16億円、営業利益が同43.1%増の2億円、経常利益が同31.7%増の2億円、純利益は震災補償金や税効果会計の一巡で同14.8%減の1億90百万円としている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が42.7%、営業利益が37.0%、経常利益が42.5%、純利益が44.2%とやや低水準だが、スマートフォン向け「ジョブポストweb」の応募数も増加しており、求人需要回復が追い風となって好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、上値を切り下げてやや軟調展開となった。足元は概ね200円近辺で推移している。ただし6月安値152円水準まで下押す動きは見られない。そして8月26日には前日比19円(9.60%)高の217円まで急伸する場面があり、調整一巡感を強めている。

  8月26日の終値214円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円67銭で算出)は12~13倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS74円58銭で算出)は2.9倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを強めている。これを回復すれば出直り展開に弾みが付きそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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